ぐるなび台帳の利用を検討している方の中には「どんな機能があるのか」、「料金はどれくらいかかるのか」など気になっている方も少なくありません。
ぐるなび台帳はぐるなびからの予約が多い飲食店を対象とした予約管理システムで、予約情報の自動登録や顧客情報の分析が可能です。
そのため、ぐるなび経由の予約が多い飲食店にはおすすめの予約管理システムです。
一方で、ぐるなび経由以外の予約は全て手動で行う必要があるため、ぐるなび以外の予約サイトからも集客を行っている場合はそこまで効率化できない可能性があるため注意が必要です。
このページでは「ぐるなび台帳」の特徴や利用前に知っておきたい注意点を解説します。
すべて読むことで「そもそもぐるなび台帳を利用すべきか」など失敗しないためのポイントがわかります。
ぐるなび台帳とは?
「ぐるなび台帳」は、株式会社ぐるなびが運営する予約管理システムで、特にぐるなび経由の予約が多い飲食店舗と相性が良いサービスです。
ぐるなび台帳では、予約管理や顧客管理、さらに予約情報の収集や分析が可能なので、業務の効率化と単価アップが期待できます。
また、予約ごとに事前に決めた席へ配席が可能で、2回目以降の予約は顧客情報を入力する必要がないので、来店時もスムーズな対応ができます。
予約情報の管理が全てぐるなび台帳で行えるので、予約のダブルブッキングや予約漏れを防ぎ、顧客情報を分析することで、リピーターの増加効果も期待できます。
ぐるなび台帳の4つの特徴
1. ぐるなび系列のサービスと連携し予約業務を自動化できる
ぐるなび台帳は、ぐるなびと連携することで、ぐるなび経由の予約を自動的にぐるなび台帳へ反映させることができます。
そのため、顧客情報を手動で入力する手間が省けるので、予約業務の時間短縮が図れます。
また、ぐるなびPOS+と連携することで、顧客の飲食情報や会計情報も管理できますので、顧客に合わせたメニューや、お店の看板メニューを決める指標にもなります。
これにより、リピート率や客単価をアップさせる効果が期待できます。
2. スタッフ間で手書きメモが共有できる
ぐるなび台帳は基本的にタブレットで情報を共有しますが、タブレットの文字では表現できない、図形などを用いた具体的な情報を、手書きメモを利用してスタッフ間で共有ができます。
そのため、より詳細な情報伝達が可能となり、顧客の満足度アップ効果が図れます。
また、手書きメモはタブレットで手軽に確認できるので、業務の効率化にも繋がります。
3. 満席時に系列の他店舗へ予約誘導ができる
ぐるなび台帳では、店舗の座席が満席の状態で予約が入った場合、登録している系列の他店舗へ予約を誘導できます。
そのため、予約のロスを防ぎ、結果的に店舗の売り上げアップに繋がります。
また、系列店舗に誘導することで、顧客のニーズにマッチした店舗を紹介できるので、顧客満足度アップの効果も期待できます。
4. 予約電話時に登録した顧客情報が自動で表示される
ぐるなび台帳には、CTI(着信顧客通知)機能があり、ぐるなび台帳へ登録した顧客から電話予約があった場合、その顧客の情報を自動で表示されます。
そのため、電話先の顧客の特徴や、以前の利用履歴が確認できるので、顧客に合わせたコース設定や対応が可能となります。
スムーズな応対が可能となることで、顧客満足度アップやリピート率アップも期待でき、店舗の売り上げアップに繋がります。
ぐるなび台帳の利用前に知っておきたい3つの注意点
1. ぐるなびと連携すると送客手数料がかかる
ぐるなび台帳は、ぐるなびと連携することで予約情報が自動で反映され業務の効率化が図れますが、ぐるなびと連携すると自社ホームページからの予約もぐるなびからの誘導となり、その分の送客手数料が発生します。
そのため、ぐるなび台帳導入前の予約の大半が、ぐるなび経由ではない店舗にはおすすめできません。
2. オプションを個別に選択して導入できない
ぐるなび台帳では、電話自動受付予約と着信顧客通知がオプション扱いですが、どちらか片方のみの契約はできません。
また、オプションを導入するには、初期費用11,000円、サービス料金として月額5,500円必要となりますので、導入コストも高いです。
そのため、どちらか片方の機能だけを利用したい方には、おすすめできません。
3. ぐるなび経由の予約以外は手動入力
ぐるなび台帳は、ぐるなび経由の予約は全て自動で反映されますが、その他の方法で予約があった場合はすべて手動入力が必要となります。
そのため、ぐるなびからの予約があまり多くない店舗にはおすすめできません。
あくまでぐるなび系列を対象としたサービスなので、導入前に自社の予約経路をしっかりと把握してから検討すると良いでしょう。
ぐるなび台帳の料金プラン・かかる費用
初期費用 | 11,000円 |
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月額料金 | 10,450円 |
タブレット端末追加利用料 | 5,500円 |
オプション:IVR(電話自動受付予約)とCTI(着信顧客通知)のセット | |
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初期費用 | 11.000円 |
月額料金 | 5,500円 |
(価格は全て税込み)
ぐるなび台帳では、メインサービスとオプションそれぞれに初期費用11,000円が発生し、月額料金はメインサービスが10,450円、オプションが5,500円となっています。
「RESERVA」や「STORES予約」などの他の予約サービスでは、初期費用が無料なので、オプションまでの利用を含めるとぐるなび台帳の導入コストは高めと言えます。
ぐるなび台帳の評判・口コミ
トレタはあくまで予約台帳サービスなので、ホットペッパーやぐるなび、食べログで有料契約していればそちらで提供している予約台帳サービス使った方が連携取りやすい。
トレタは予約台帳サービスのみで月額12000円〜なので元々の料金が結構割高😅 https://t.co/e2Ml50cZJJ— Obyte Cafe🍣 (@Obyte_Cafe) October 3, 2020
ぐるなびの普通のお客さんが見る方のサイトと同時に台帳サービスは重いどころじゃなく完全に落ちてたので対応に困った夕方
— ムム (@mumu_honey) October 28, 2020
まとめ
ぐるなび台帳は、ぐるなびと連携することで、顧客情報を自動で反映でき、業務の効率化が図れる点や、手書きメモによる現座レベルの配慮が行き届いた予約管理システムです。
一方で、ぐるなび経由以外の情報は手動入力が必要である点や、導入コストが高めである点など、注意点もいくつかあります。
ですが、ぐるなびからの予約が大半の店舗では、ぐるなび台帳を導入することで、大幅な業務の効率化や、顧客満足度アップが期待できます。
そのため、ぐるなびを普段から利用している飲食店にはおすすめの予約管理システムです。