ショップサーブの利用を検討しているけど「使いやすいの?」「CVRを上げるための機能はある?」などと疑問に思っている方も少なくありません。
結論から言うと、ショップサーブは他社と比べて機能性が高く外部連携機能なども豊富ですが、導入コストが割高であることやオプションを追加するとランニングコストも高くなる傾向があります。
このページでは、ECコンサルタントである筆者が、ショップサーブの特徴や利用前に知っておきたい注意点などを解説します。
「そもそもショップサーブを利用すべきか」「自分の用途に合っているか」など、サショップサーブで失敗しないためのポイントがわかります。
ショップサーブ(shopserve)とは?
ショップサーブは、株式会社Eストアーが運営するネットショップ開業サービスです。
20年以上前から本店・直販店支援を専門としており流通総額は1兆円超という実績があります。
特徴としては、取扱商品や販売形態問わずネットショップ運営に必要な機能が備わっていることです。
例えば、レスポンシブ対応している無料テンプレートが利用できることや、Wordpress連携、定期購入機能、在庫管理やCRMなどといった外部サービスとのapi連携など非常に様々なことができます。
また、対応している決済方法も豊富で、受注から代金の回収までをワンストップでの対応できるため、ネットショップの運営業務の効率化も期待できます。
ショップサーブの3つの特徴
1. ABテストツールでCVRを・LTVの向上に期待できる
ショップサーブではABテストツールが標準で備わっているため、CVRを上げるためのデザイン変更が簡単でスピーディーに行なえます。
テストする2つのページを自動で出し分けが可能で、表示比率も管理画面で簡単に調整が可能です。
2. 充実したサポート体制
ショップサーブでは、専任の担当者がサポートしてくれます。
電話やメールによる相談、24時間体制でオンラインサポートを受けることも可能です。
他にも定期的に無料セミナーを開いており、サイト制作・集客・運営イメージを無料で学べる機会があります。
そのため、ネットショップ初心者の方でも、サポート体制が揃っているので安心して始められます。
3. WordPressサイトを同じドメインで運用できる
ショップサーブでは、WordPressで作ったブログサイトをネットショップと同じドメインで運用できます。
具体的には、ショップサーブで作ったネットショップのサブディレクトリにWordPressサイトを配置することが可能です。
ブログや商品の紹介記事・季節などに合わせた特集記事などをWordPress側で更新すれば、同じドメイン内のショップ内コンテンツとしてGoogleに認識され、サイトの評価向上や購入につながるアクションを増やせます。
それにより、検索キーワードにヒットしやすくなるというSEO上のメリットもあります。
ただし、有料オプションなので以下の料金がかかります。
開通料 | 4.565円(税別) |
---|---|
月額利用料 | 1.000円(税別) |
ショップサーブの利用前に知っておきたい2つの注意点
1. 利用料金が割高
ショップサーブは、導入コスト・ランニングコストが高いということがデメリットの一つです。
以下はショップサーブの競合にあたるカラーミーショップとMakeShopとの料金を比較した表です。
ショップサーブ | カラーミーショップ | MakeShop | |
---|---|---|---|
初期費用 | 15.000円 | 3,000円 | 10,000円 |
月額利用料 | 11.400~50.000円 | 834〜7,223円 | 10.000円〜50,000円 |
導入コスト月額費用は他社と比べて割高です。
上記にプラスして有料オプションなどを使えば月額はさらに高くなるため、導入コストをやランニングコストを抑えたい方は別のショッピングカートを検討する必要があります。
2. 単品通販には向いていない
ショップサーブでは、定期購入・頒布会・フォーム一体型LPなどの機能もありますが、全て有料オプションとなります。
定期購入・頒布会 | 初期費用:4,565円 月額利用料:4,565円 |
---|---|
EストアーLPカート | 開通料:10,000円 月額利用料:19,800円 |
月額利用料にプラスして上記料金がかかるため、ランニングコストが上がります。
そのため、単品通販を行う場合は定期購入向けのショッピングカートの利用を検討することをおすすめします。
ショップサーブの利用料金
ショップサーブのプランは4つです。
パブリック | ベーシック | プライム | プレミアム | |
---|---|---|---|---|
開通料 (初回費用) |
15.000円 | 15.000円 | 15.000円 | 15.000円 |
月額利用料 (常時SSLサイト証明書付) |
11.400円 | 16.500円 | 22.000円 | 46.800円 |
登録商品数 | 500商品 | 3.000商品 | 3.000商品 | 3.000商品 |
データディスク容量 | 1GB | 3GB | 10GB | 10GB |
メールアドレス | 20アドレス | 50アドレス | 50アドレス | 50アドレス |
オプション料金
WordPress連携 | 開通料:4.565円 月額利用料:1.000円 |
---|---|
Eストアーリピート (定期購入) |
開通料:4.565円 月額利用料:4.565円 |
メルマガ | 開通料:0円 月額利用料:2.000円 |
ショップサーブの決済方法・手数料
初期費用 | 月額費用 | 手数料 | |
---|---|---|---|
クレジットカード決済 | 無料 | 無料 | 3.675%〜 |
後払い決済 | 無料 | 0円〜45,000円 | 2.8%〜4.8% |
NP後払い | 無料 | 0円~48.000円 | 2.9%~5.0% |
コンビニ決済 | 無料 | 無料 | 300円 |
Amazon Pay | 無料 | 3.000円 | 無料 |
楽天Pay | 無料 | 無料 | 4.4% |
PayPay (オンライン決済) |
無料 | 無料 | 4.18% |
ビットコイン | 無料 | 無料 | 無料 |
上記とは別で、1回の注文に34円の注文手数料がかかります。
ショップサーブの評判・口コミまとめ
EC案件でショップサーブに関わってるのですが、サポートが手厚すぎて神🤩
問い合わせしたら電話でめっちゃ丁寧に説明してくれた…本当にありがたい。こういう手厚さが日本製品の強みだなぁ…。
製品選定するときコスト、機能をはじめとしてfit&gap見ますが、サポート体勢もやっぱ大切。
— hiro@大阪のフリーランス (@hiro_267123) December 12, 2020
ショップサーブすごいなぁ。自作ページのアップロードもできますと宣伝してHTMLとCSSの説明は妙に書いてるのに肝心のsmartyの説明どこにも無い。商品データの取り出し方は古臭いテンプレのカスタマイズだけに固執して内部変数の説明は全く無い。あとなぜか文字コードが全く統一されてない。
— okoge (@kogekoge) June 25, 2020
まとめ
今回は数あるショッピングカートの中からショップサーブのご紹介をしました。
- 創業から20年越え・流通総額1兆円という実績
- 豊富な機能
- 手厚いサポート
など、ショップサーブの魅力は多くありました。
これから高い目標を掲げてネットショップを始めようとしている方、経営に悩んでいてショップサーブの導入を検討している方に少しでも参考になれば幸いです。