STORES(ストアーズ)の評判・口コミ・特徴・料金・導入事例を解説

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STORES

STORESを使う前に「使いにづらくない?」「初心者だけど難しくない?」など気になっている方も少なくありません。

結論から言うと、STORESのスタンダードプランでは決済手数料3.6%と業界最安値となるため、固定費・手数料などトータルコストを抑えてネットショップを運用したい方におすすめできるサービスです。

しかし、HTML・CSS編集はできないためデザインの自由度は低いといえます。

また、独自ドメインの利用を前提とする場合、STORES内で取得した独自ドメイン以外は利用できない、つまりドメインの持ち込みはできません

さらに、STORESから別サービスに移行する際にドメインの引っ越しができないなど独自ドメイン周りで不自由に感じることも少なくありません。

このページでは、実際に「STORES(ストアーズ)」を3年間利用してきたECコンサルタントである筆者が、STORESの特徴や利用前に知っておきたい注意点などを解説します。

このページを読むことで「そもそもSTORESを利用すべきか」など後悔しないためのポイントがわかります。

目次

STORES(ストアーズ)とは?

STORES

出典:stores.jp

STORES(ストアーズ)」とは、無料から利用できるネットショップ作成できるショッピングカートサービスです。

STORESでのネットショップ開設数は80万件を超えており、ネットショップを初めて作成する方を中心に人気のあるサービスです。

利用条件は、18才以上であれば個人・個人事業主・法人問わず誰でも利用できます。

STORESの4つの特徴

1. 手数料が安い

STORES 料金プラン

出典:stores.jp

STORESの決済手数料は、フリープラン5%、スタンダードプラン3.6%です。

スタンダードプランの場合は月額1,980円かかりますが、決済手数料3.6%は業界最安値となります。

他社と手数料を比較すると以下のとおりです。

STORES
(フリープラン)
STORES
(スタンダードプラン)
BASE カラーミーショップ
決済手数料 5% 3.6% 3.6%+40円 〜5.5%
サービス利用料(販売手数料) - - 3% -

サービス手数料は決済手数料と同様に商品が売れた際に発生する金額です。

STORESでは、サービス手数料が発生しないため、決済手数料はもっとも安いといえます。

2. 導入できる決済方法が豊富

STORESでは多くの決済方法が用意されています。

  • クレジットカード決済
  • 銀行振込
  • コンビニ決済
  • キャリア決済
  • Amazon Pay(審査あり)
  • 楽天ペイ
  • PayPal
  • 代金引換(スタンダードプランのみ)
  • 翌月後払い(Paidy)

ネットショップに訪れたユーザーは希望の決済手段がないと購入せずに離脱する傾向にあるため決済手段は売上に直結する大事な要素です。

総務省の令和元年の調査によると、インターネットで何かを購入する際の決済手段でもっとも多いのがクレジットカード、その次にコンビニ払いです。

STORESで利用できるすべての決済方法は月額料金・最低利用料金はかかりません

発生する料金は、売れた際に発生するプランごとの決済手数料のみです。

他のサービスでは決済方法によっては月額料金・最低利用料がかかることが多いため、無料で多くの決済方法を用意できるのは、ユーザーのかご落ち防止にも繋がります。

3. インスタグラム・WEAR・NOTE・LINEと連携して集客できる

STORES インスタグラム連携

出典:stores.jp

STORESでは、集客を強化するために以下3つのサービスと連携が可能です。

連携機能 内容
インスタグラム販売連携 STORESの商品を、インスタグラムで販売できる
WEAR連携 ファッションコーディネートアプリWEARを連携できる
note for shopping noteの記事内にURLを貼るだけで、簡単に商品紹介ができる
LINE連携 LINEのトークルームでショップ運営ができる

インスタグラム販売連携とは、インスタグラムに登録する際に商品のタグ付けができるようになる機能です。

連携にはFacebookでの設定が必要となり、導入審査があります。

その他の連携機能に関しても販売商品などに応じて利用することで、ネットショップの集客効果を高められます。

4. 様々な販売方法に対応している

STORES 定期販売

出典:stores.jp

STORESでは、取扱商品に合わせて様々な販売形態が用意されています。

販売方法 内容
物販 通常販売ができる
電子チケット オンライン上で電子チケットの発券、販売ができる
定期販売 1ヶ月毎などのサイクルで定期販売ができる
ダウンロード販売 画像や動画などデジタルデータを販売できる
予約販売 商品の予約販売ができる

上記販売機能は無料で利用できます

また、販売する際のまとめ割引や販売期間を設定することも可能です。

STORESの利用前に知っておきたい3つの注意点

1. STORESで取得した独自ドメイン以外は利用できない

STORESで独自ドメインを利用したい場合は以下の2つに注意しましょう。

  • STORES内で取得した独自ドメイン以外は利用できない
  • ドメインは移管(引っ越し)はできない

すでに独自ドメインでネットショップを運用している場合、ドメインの持ち込みはできず、新たにSTORES内で取得しなければなりません。(独自ドメインの取得や更新に費用はかかりません)

また、STORESから別のサービスへ移行する際にドメインは移管(引っ越し)はできません。

STORESの解約と同時に独自ドメインも利用できなくなります

そのため、独自ドメインを使って本格的にサイトを育てても別サービスへ移行すると、移行先ではまたゼロからドメインを育てないといけないのは大きなデメリットといえます。

2. HTML・CSS編集ができない

STORESでネットショップをカスタマイズする際は、管理画面のデザイン機能を利用する必要があります。

HTMLやCSSの編集はできないため、デザインの自由度は低いといえます。

ネットショップ作成サービス HTML・CSS編集対応状況
STORES ×
BASE
カラーミーショップ
MakeShop

管理画面から直感的に簡単なレイアウトやテキスト、色や背景画像などを変更できますが、全ての箇所が自由に変更できるわけではありません。

そのため、ある程度HTML・CSSの知識があり、多少なりとも編集する可能性がある場合は、他のサービスの利用を検討するのが良いでしょう。

3. 売上が振り込まれるまで時間がかかる

STORESの入金サイクルは月末締めの翌月末払いとなります。

フリープランの場合

STORES 入金サイクル

スタンダードプランの場合

STORES 入金サイクル

例えば、4月分の売上は5月末に振り込まれるため、キャッシュフローが悪くなることが考えられます。

入金サイクルを早める機能として「スピードキャッシュ」がありますが、決済手数料にスピードキャッシュ手数料が上乗せされるため注意が必要です。

フリープラン スタンダードプラン
決済手数料 5% 3.6%
スピードキャッシュ手数料 3.5% 1.5%
合計でかかる手数料 8.5% 5.1%

STORESは手数料が安いことがメリットですが、スピードキャッシュを使うことでトータルでかかる手数料は割高になってしまいます。

STORESの料金プラン

STORESの料金プランは無料・有料プランの2種類です。

フリープラン スタンダードプラン
初期費用 無料 無料
月額費用 無料 1,980円
決済手数料 5% 3.6%
独自ドメイン ×
STORESロゴ非表示 ×
アクセス解析 ×
品番管理 ×
在庫数一括更新 ×
送り状CSV出力(ヤマトB2クラウド) ×

フリープランとスタンダードプランの違いは、決済手数料と機能です。

機能面について、フリープランでは独自ドメインでのネットショップ運用はできません。

また、STORESのサービスロゴが表示されることや、 品番管理機能、一部の作業を効率化するための機能が利用できません。

STORESの決済方法と手数料

フリープラン スタンダードプラン
決済手数料(一律) 5% 3.6%
クレジットカード決済 ○(審査あり) ○(審査あり)
銀行振込 ○(必須) ○(選択可)
コンビニ決済 ○(必須) ○(選択可)
キャリア決済 ○(必須) ○(選択可)
Amazon Pay ○(審査あり) ○(選択可)
楽天ペイ ○(必須) ○(選択可)
PayPal ○(必須) ○(選択可)
代金引換 × ○(選択可)
翌月後払い(Paidy) ○(必須) ○(選択可)

STORESの評判・口コミ

良い評判・口コミ

販売手数料が安く、使い勝手が良い

1番手数料が安いのはSTORESです

決済手段の中に楽天ペイ入ってるの最高だな

悪い評判・口コミ

取得済みドメインの設定ができない・移管して使うこともできない

メッセージ機能ないのがちょっと不便

サポートも返事まで1週間強かかるって、、、

まとめ

STORESは固定費や決済手数料が安いため、運用にかかるコストを大幅に抑えることができます。

しかし、以下の注意点も気にかけておきましょう。

  • STORESで取得した独自ドメイン以外使えない
  • HTML・CSS編集ができない
  • 売上が振り込まれるまで時間がかかる

私は上記のデメリットを踏まえて考えたときにBASEの方がメリットが大きいと感じたためBASEを選びました。

この記事があなたにとって有益になることを祈っています。

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