羽毛布団をコインランドリーで洗う手順と失敗しないための全知識

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コインランドリー 羽毛布団

「羽毛布団を洗いたいけど、コインランドリーで洗ってしまって大丈夫なのだろうか」とお悩みではありませんか?

まず、羽毛布団をコインランドリーで洗うときに確認したいポイントは、洗濯表示で水洗いができるかどうかを確認することです。

このページでは、羽毛布団をコインランドリーで洗濯する際に失敗しないためのコツ・料金の相場・かかる時間を紹介します。

目次

コインランドリーで羽毛布団を洗う際にかかる料金と時間

コインランドリーで羽毛布団を洗う際にかかる料金と時間は、羽毛布団のサイズや枚数によって変わります。

料金と時間の目安

  • 洗濯・乾燥の料金:1枚2000円程度
  • 洗濯にかかる時間:30分程度
  • 乾燥にかかる時間:60分〜80分程度

羽毛布団をコインランドリーで洗濯・乾燥する時間は、1枚だと洗濯30分前後・乾燥は60〜80分ほどです。

また、料金は羽毛布団1枚2000円以内で洗濯できますが、洗濯機の容量や乾燥時間によって料金の相場が変わることもあります。

以下の表は、コインランドリー主要5社の洗濯機のサイズ別での料金目安です。

洗濯料金 乾燥料金
15kg前後 25kg前後 15kg前後 25kg前後
マンマチャオ 600円 800円 10分 / 100円 8分 / 100円
WASHハウス 400円〜600円 700円〜1,000円 8-10分 / 100円 6-8分 / 100円
コインランドリーピエロ 500円〜800円 1,000円 10分 / 100円 8分 / 100円
ブルースカイランドリー 700円〜1,200円 1,000円 10分 / 100円 7分 / 100円
Wash&Shine 300円 800円 10分 / 100円 8分 / 100円

また、コインランドリーといえば小銭で支払いが主流でしたが、最近ではプリペイドカードや電子マネーでの支払いを導入しているコインランドリー店も増えてきており利便性が向上しています。

 羽毛布団をコインランドリーで洗濯する前に確認すること

コインランドリーで羽毛布団を洗う前に以下の3点を確認しておくことが大事です。

  • 洗濯表示(重要)
  • 生地の素材
  • 布団の形状

基本的には洗濯表示のみ確認すれば失敗することはほぼありません。

念のため生地の素材や布団の形状も確認しておくと失敗するリスクは限りなくゼロにすることができます。

1.洗濯表示を確認(重要)

基本的には洗濯表示を確認することで、コインランドリーで洗える羽毛布団かわかります。

洗濯表示に桶マークに×が書かれている場合は水洗いができないため、コインランドリーで洗うことはおすすめしません。

水洗いできる羽毛布団の洗濯表示には、桶マークや手洗いマークが記載されています。

誤って水洗い不可の羽毛布団を洗ってしまうと中の羽毛が折れたり、羽毛が吹き出し洗濯機に散乱した状態になってしまいます。

水洗いができない羽毛布団の場合はクリーニング店でドライクリーニングを行うのが良いでしょう。

2.生地の素材や状態を確認

シルクやカシミヤ、ウールなどが使われている羽毛布団の場合もコインランドリーで洗うのをおすすめしません。

実際シルクなどのデリケート素材は、大手コインランドリー各社でも洗濯できないものとして扱っているところがほとんどです。

多くのコインランドリーで、シルクなどのデリケート素材は洗濯できないものとして扱っている場合がほとんどです。

主なデリケート素材

  • シルク
  • カシミヤ
  • アンゴラ
  • モヘア
  • アルパカ
  • 麻(リネン)

デリケート素材は水に弱い繊維であるため、コインランドリーで水洗いしてしまうと型崩れや痛みの原因となります。

実例として、東京都墨田区・江東区を中心にコインランドリーを展開している「CLEAN LAUNDRY」では水洗いは厳禁としておりスーパークリーニング(ドライクリーニング)での対応となります。

シルクは水洗い厳禁です
シルクは水に弱い繊維です。シルクは綿などの強い生地とは違い、糸が一方方向で編まれており汚れた部分を拭き取るだけで繊維が傷ついてしまいます。
よってシルク製品は取り扱いが難しいのです。

引用:シルククリーニング|宅配・染み抜きのマザークリーニング

また、生地の素材以外にも、生地の表面に破れがある場合や経年劣化により破れそうな場合も注意が必要です。

コインランドリーで洗濯の衝撃で破れてしまい中の羽毛が散乱してしまう可能性があります。

洗濯機に羽毛が産卵してしまった場合、コインランドリーから清掃料金を請求されてしまうこともあるため気をつけましょう。

3.布団の形状を確認

キルティング加工が施されていない羽毛布団はコインランドリーで洗うことはできません。

キルティング加工とは、裏表を縫い合わせた加工のことで中の羽毛の片寄りを防ぐ働きがあります。

キルティング加工が施されていない羽毛布団をコインランドリーで洗ってしまうと、中の羽毛が片寄ってしまい原状回復も難しい状態となってしまうため注意が必要です。

基本的にコインランドリー各社もキルティング加工のない布団を洗うことは推奨しておらず、コインランドリー大手である「コインランドリーピエロ」では、以下のように記載されています。

Q. 洗えないものはなんですか?

A. 皮刺繍ビーズなどのデリケート品。または、キルティング加工の無い布団、ペット用品などです。

引用:ご利用方法(Q&A) | コインランドリー ピエロ

キルティング加工が施されていない羽毛布団を洗いたい場合は、布団クリーニング店に事前に相談することをおすすめします。

羽毛布団をコインラインドリーで洗う方法と失敗しないためのポイント

コインランドリーで洗濯機のサイズを選ぶ際は、羽毛布団がちょうど収まるサイズを選ぶのが良いといえます。

洗濯機の容量目安

  • 羽毛布団シングルは12〜15kg洗濯機
  • 羽毛布団ダブルは20〜25kg洗濯機

羽毛布団のサイズに対して洗濯機が大きすぎると余分な隙間ができてしまい、羽毛の片寄りが起きやすくなり中の羽毛が吹き出す原因になります。

そのため、羽毛布団を洗濯機に入れてみて、余分な隙間がないかどうかをチェックすることが大事です。

また、多くのコインランドリーでは、洗濯で使用される洗剤と柔軟剤(ソフター)が自動で投入されますが、縦型の洗濯機や古いタイプの洗濯機があるコインランドリーは洗剤や柔軟剤を持参する必要です。

利用を検討しているコインランドリーの洗濯機がどういうタイプなのか事前に確認しておくと失敗も少ないといえます。

コインランドリーへ洗剤を持ち込む場合は中性洗剤(おしゃれ着洗剤)と柔軟剤シート(ソフターシート)を持参するのが良いでしょう。

普段の洗濯で使っている弱アルカリ性洗剤では中身の羽毛が溶けて痛んでしまうので要注意です。

柔軟剤シートは静電気の発生を防ぐ働きがあります。

羽毛布団をコインランドリーで洗う手順

羽毛布団をコインランドリーで洗濯する手順は以下の3つです。

手順1.容量にあった洗濯機を選ぶ

洗濯機の中にちょうど収まるサイズで洗濯します。

シングルの場合12〜15kg程度、ダブルの場合20〜25kg程度がおすすめです。

前に誰が何を洗ったのかわからないため、念のため使用する洗濯機のドラムを拭き、中に異物がないか確認しましょう。

ドラムの中に異物があると羽毛布団が破れる可能性があります。

手順2.羽毛布団を畳む

羽毛布団を4つ折りに畳みます。

たたみ方は以下の通りです。

  1. 縦長に1/3に折る
  2. 小さくなるように丸める
  3. 洗濯ネットに入れる

畳む際は、汚れている面もしくは肌に触れている面を表にしましょう。

手順3.洗濯機に入れる

羽毛布団は水を吸うと小さくなります。

洗濯前はドラムの目安ラインをオーバーしますが、容量に合ったサイズを選んでいれば問題なく洗濯できます。

なお、羽毛布団の汚れが落ちるか心配な方は、小さい布団や布団カバー・ダウンジャケットなどを同時に洗うと効果的です。

2点以上の洗濯物を一緒に洗うと生地同士が擦れて汚れ落ちが良くなります。

羽毛は軽いため毛布などの重たい生地と一緒だと潰れてしまう可能性があります。

ポリエステル素材の布団カバーや中身が羽毛のダウンジャケットと一緒に洗濯するのがベストです。

羽毛布団をコインランドリーで乾燥させる手順

羽毛布団を乾燥する手順は以下の3つです。

手順1.羽毛布団を広げて畳み直す

羽毛布団は空気を入れて乾燥するとふんわり仕上がります。

畳むコツは観音開き折りにしてからくるっと丸めた形にすること。

なかなか乾きづらい布団の中心を効率よく乾かすことができます。

手順2.乾燥機に入れる

裏表2回に分けて乾燥します。

1回目は20分。2回目も中の様子を見ながら20分乾燥させます。

乾燥のコツは仕上げ乾燥の際に未使用のテニスボールを入れることです。

仕上がりがふんわりとするのでおすすめです。

手順3.風通しの良いところで干す

乾燥が終わったら粗熱をとり、湿った部分がないか確認します。

主に乾きにくい中心部分を手で触ってチェックしましょう。

全体が乾いていたら、帰宅後は風通しの良い場所に干します。

ダニの発生や生乾きの臭いの原因になるので、布団が温かいうちに収納するのはおすすめしません。

まとめ

羽毛布団をコインランドリーで洗う際に一番重要なのは水洗いできるか洗濯表示を確認することです。

加えてデリケート素材でないか・キルティング加工がされているかをチェックすると確実でしょう。

事前のチェックを怠ると、羽毛布団の生地の痛みや羽毛の片寄りが起こります。

最悪、洗濯機の中で羽毛が散乱してしまうので、きちんと確かめることをおすすめします。

羽毛布団をコインランドリーで洗うメリットは、安く・手軽に・日にちを選ばすに利用できること。しかし、水洗い不可の表示や生地の痛みが気になるときはおすすめできません。

その場合は思い切ってクリーニング店でドライクリーニングを利用することも検討しておくといいでしょう。

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