ecforceは「本当に売り上げがあがるの?」「どんな特徴があるの?」など、気になっている方も少なくありません。
結論から言うと、ecforceにはD2C向きの販売機能や広告管理が充実しているため、自社製品を販売したいと考えている方におすすめのショッピングカートです。
さらに、他のショッピングカートからの移行実績も多いため、乗換えを検討している方にもおすすめできます。
一方で、導入コストが約15万円〜、月額料金は約5万円〜となるため、中規模〜大規模向けのサービスであるといえます。
このページでは「ecforce」の特徴や利用前に知っておきたい注意点などを解説します。
「そもそもecforceを利用するべきか」など、ecforceの導入で失敗しないためのポイントがわかります。
ecforce(ecフォース)とは?
ecforceは、株式会社SUPERSTUDIOが運営する単品通販・定期購入・D2C向けのカートシステムです。
SUPER STUDIOはD2Cの先駆けとして、これまでにも多くの企業の運営をサポートし、導入ショップの平均月商は最高クラスの1.5億円を達成しています。
カートシステムの提供だけでなく、商品の企画・開発、新規顧客の獲得、CRM、物流、コールセンターまで手掛けているため、幅広いサポートが受けられることも大きなメリットの一つです。
ecforceの3つの特徴
1. 分析機能の充実でコンバージョン率業界ナンバーワン
ecforceの最大のメリットは、分析機能が充実していることです。
機能説明 | |
---|---|
売上集計 | ショップの売上を分析することができます。 売上は期間、商品、媒体など様々なセグメントごとに集計することが可能です。 |
定期継続率分析 | 定期注文における回数ごとの継続率を分析することができます。 定期継続率は、販売URL、商品、決済方法など様々なセグメントで集計することができます。 |
アトリビューション分析 | 販売URLの最終コンバージョンの計測はもちろん、関節コンバージョンについても分析することができます。 |
あらゆる角度から顧客の情報を分析することで、マーケティング戦略を練ることができ、コンバージョン率も大きくアップします。
ecforceを導入した企業の中にはコンバージョン率が200%以上も上がったショップもあり、平均で150%以上コンバージョンが上がっているといったデータもあります。
2. 1to1の手厚いサポート体制
ecforceでは、1to1の手厚いサポート体制が整っています。
他のショッピングカートでもサポートはありますが、多くはメールや電話で問い合わせをすると、その時に空いているオペレーターが対応します。
そのため、毎回違う人が対応することになり、うまくサポートを得られないということも珍しくはありません。
その点ecforceは顧客一人に一人担当を付けるので、ニーズに合うサポートを提供してもらえます。
さらに、カートシステムの使い方だけでなく、商品企画や集客、リピート化など幅広く相談でき、徹底的にサポートしてくれるのもメリットの一つです。
3. 大規模ショップにも対応
ecforceは単品通販・定期購入・D2C向けのカートシステムですが、大規模ショップにも対応しています。
実際に、年商が数百億円という大規模なネットショップの導入実績も数多くあります。
ショップ規模が大きくなると、受注発注や物流などの規模も大きくなり、それに伴って人件費のアップや業務効率化などの新たな問題も浮上します。
ecforceでは、これらの受注発注管理や物流倉庫との連携をすべてオペレーション自動化していて、人件費削減や業務効率改善に繋げているのです。
また、インターネット小売大手のAmazonが提供するデータセンターのAWS(Amazon Web )と提携しているため、大規模ショップでも安定したショップ運営が可能です。
ecforceの利用前に知っておきたい注意点
1. 導入コストが高い
ecforceは、他のショッピングカートと比べて導入コストや月額料金は割高です。
一番下のプランでも、初期費用が148,000円に月額49,800円が必要になり、最低1年契約となります。
さらに、一受注につき30円の従量課金が必要です。
そのため、導入コストにお金をかけたくない、ランニングコストも抑えたいという方は別のショッピングカートを検討するのが良いでしょう。
2. オプション利用がほぼ必須
ecforceでは、その機能を活かすのであればオプションの利用がほぼ必須となります。
初期費用 | 月額費用 | 従量課金 | |
---|---|---|---|
Amazon Pay | 0円 | 10,000円 | 0円 |
smart dialog | 49,800円 | 29,800円 | 見積 |
ステップメール | 0円 | 0円 | テーブル制 (〜10,000件まで無料) |
自動化設定 | 0円 | 10,000円 | 0円 |
変更履歴 | 0円 | 5,000円 | 0円 |
CS機能 | 0円 | STANDARD PLAN:10,000円 EXPERT PLAN:0円(要申込) |
0円 |
FTP | 30,000円 | 0円 | 0円 |
離脱防止ポップアップ | 0円 | 10,000円 | 0円 |
APIサービス解放 | 0円 | 30,000円 | 0円 |
ecforceには上記のようなオプションがありますが、ショッピングカートを利用するうえで、外部サービスのソフトウェア機能を共有する「APIサービス解放」は必須です。
APIを解放することで、決済サービスの導入やSNSアカウントを使った会員登録なども可能になります。
多くのショッピングカートではAPIサービス解放が基本になっているものの、ecforceではオプションで付けなければなりません。
その分ランニングコストもかかるので、それも含めて考える必要があります。
ecforceの料金
ecforceには3つのコースがあり、料金は以下の通りです。
スタンダードプラン | エキスパートプラン | 移行プラン | |
---|---|---|---|
初期費用 | 148,000円 | 248,000円 | 見積 |
月額費用 | 49,800円 | 99,800円 | 99,800円 |
サーバー | 共用 | 専用 | 専用 |
受注数 | 2,000件/月 | 無制限 | 無制限 |
サポート | FAQサイト・メール チャットワーク対応 |
FAQサイト・メール チャットワーク対応 |
FAQサイト・メール チャットワーク対応 |
※一受注につき30円の従量課金がかかります。
スタンダートプランの受注数は月に2000件までです。
それを超えた場合は、自動的にエキスパートプランへ移行します。
そのため、受注数が伸びてもタンダードプランで使い続けることはできません。
さらに、他のショッピングカートからecforceへ移行する場合は移行プランになるため、初期費用は見積となります。
ecforceの決済方法
クレジットカード決済 | Visa Mastercard JCB American Express Diners Club International |
---|---|
後払い決済 | NP後払い |
キャリア決済 | ソフトバンクまとめて支払い ドコモ払い auかんたん決済 |
その他 | Amazon Pay(月額10,000円)など |
ecforceの決済方法は、一通り網羅されています。
ただし、決済方法を導入するには外部の決済代行会社との契約が必要です。
また、決済代行会社によってサービスや料金が異なるため、詳しくは代行会社に問い合わせが必要です。
ecforceの評判・口コミ
良い評判・口コミ
Amazon Pay使えるのがいい
ECFORCEはWEB接客型Amazon Pay使えるのがいいですね
— 腹筋ローラー(仮) (@morobiz) April 27, 2020
あらゆる機能がオールインワンで入っており非常に使いやすい
[中略] あらゆる機能がオールインワンで入っており非常に使いやすいです。
数字集計、受発注のスムーズさ、ページ生成等が格段にやりやすくなりました。
それまでECCUBEを使っていましたが作業工数が半減した感覚です。[中略]
引用:itreview
悪い評判・口コミ
だタグ周りの反応がいまいちだったり、落ちることが稀にある
[中略] まだタグ周りの反応がいまいちだったり、落ちることが稀にあるのでその辺りをこれからもっともっと改善して欲しいと思います。[中略]
引用:itreview
ecforceの導入事例
1. DINETTE株式会社 - PHOEBE BEAUTY UP
DINETTE株式会社は、女性向け「メイク&コスメ」のプライベートブランドを販売しているショップサイトです。
もともとは別のショッピングカートを使用していましたが、使いづらさもありecforceに乗り換えました。
実際に乗り換えたことで全体CVRは前のカートと比べて2.4%改善され、媒体によっては5.7%以上も上がったそうです。
2. 株式会社バルクオム - BULK HOMME
株式会社バルクオムは、メンズコスメブランド 「BULK HOMME(バルクオム)」を展開しています。
以前使っていたカートは、受注が増えたことで管理画面が重くなり、業務にも支障が出るようになったためecforceに乗り換えたそうです。
結果、前カートを使用していた時期に比べて、月の売上はおよそ700%上がっているとのことです。
3. トリコ株式会社 - FUJIMI
トリコ株式会社は、カスタマイズサプリメントの「FUJIMI」を運営しています。
美容診断を自社サイトで行った上でカートシステムへ誘導するため、ページ作成の自由度が高いecforceの導入を決めました。
一般的なサプリを販売しているショップと違って、診断から個人に合ったサプリをそれぞれにチョイスしてくれるのもうれしいサービスです。
今後は500億円規模の企業を目指していくそうです。
4. 株式会社COMP - COMP
株式会社COMPは、栄養食を販売している会社です。
以前使っていたショッピングカートでは、CRMを行っていく中で限界を感じてecforceへ乗り換えました。
それにより、今までの工数に対し4分の1程度となりオペレーション面で大幅に圧縮できるようになったそうです。
まとめ
ecforceは分析機能が充実しているため、コンバージョン率を改善したいと考えている方におすすめのショッピングカートです。
年商が数百億の企業も多くあり、実際に他のショッピングカートから乗り換える企業も少なくはありません。
その反面、導入コストは高めです。
乗り換えだと年間100万以上はかかるため、そこも含めて検討してみてください。