「レストランボードってどんな機能がある?」「他サービスと比べて利用料金は安い?」と疑問を抱く人は少なくありません。
結論から言うと、レストランボードは他のサービスと比べて、基本機能は0円で使用できるため、予約台帳システムを初めて使う店舗にはおすすめのサービスと言えます。
一方で、連携できるのはホットペッパーグルメのみとなるため注意が必要です。
このページでは「レストランボード」の特徴と利用前に知っておきたい注意点を解説します。
一通り読むことでレストランボードで失敗しないためのポイントがわかります。
レストランボードとは?
「レストランボード」とは株式会社リクルートライフスタイルがレストラン、飲食店向けに予約台帳や顧客台帳機能を提供しているサービスです。
ホットペッパーグルメと連携することで、予約情報、在庫数などを自動で反映できます。
また、店舗スタッフが電話で受付を行い予約台帳に予約を追加する際にも、ダブルブッキングを警告してくれるためトラブルを未然に防ぐことが可能です。
基本機能である予約台帳機能、顧客台帳機能の他にホームページやネット広告の作成機能などの追加オプション機能で集客アップを望めます。
レストランボードの4つの特徴
1. 直感的操作ができる予約管理機能
レストランボードは直感的な操作で予約管理が可能なので、新人スタッフでも簡単に予約状況を把握できます。
予約確認画面は、カレンダーから予約状況を見たい日付を選択してテーブルレイアウト、スケジュール、予約リストの3つの表示方法で確認でき、視覚的にわかりやすいデザインとなっているのが特徴です。
予約の追加はいずれの画面からでも行えるため、例えばテーブルレイアウトを確認しながら、「蜜」を回避した配席にも役立ちます。
2. 一目で店内の状況がわかるテーブル管理
レストランボードのテーブル管理機能は予約状況の把握の他に、席の使用状況を把握するのにも役立ちます。
テーブル管理機能では、座席毎に席についてからの経過時間を確認できる上、経過時間別で三段階の色に分けて表示されます。
- 緑:着席時
- 黄色:制限時間まで残り30分以内
- 赤:制限時間オーバー
一目で席毎の状況がわかるので、時間制限付きの飲み放題プランのお客様にラストオーダーの案内をしたり、満席時にウォークインのお客様が来店された際にはご案内までの待ち時間の目安をお伝えする際に活用できます。
また、店内のお客様の状況の把握が、楽になるので新人スタッフでも状況に合わせた行動ができるようになります。
3. 追加オプション機能で集客のチャンスを広げる
レストランボードでは、追加オプション機能を使うことでお客様の来店に繋がる働きかけができます。
以下ではよく利用される追加プションの例として、ホームページ作成機能とメッセージ配信機能を解説します。
ホームページ作成機能
ホームページ作成機能は、あらかじめ用意されているテンプレートをベースとして、簡単に完成度の高いホームページ作成ができます。
テンプレートは140通りの組み合わせがあるため、他社とデザインが被ってしまうといった心配もありません。
メッセージ配信機能
メッセージ配信機能を使えば、予約時に取得した顧客情報から来店後の感謝のメールや誕生日のおめでとうメールにクーポンを添えて送ることもできます。
メール作成はテンプレートが用意されているので、スタッフ側の操作は配布するクーポンを選ぶだけで文章を考ることなく、再来店の促進が行えます。
4. 「Airレジ」との連携でサービス向上を図れる
POSレジアプリの「Airレジ」の会計情報とレストランボードの顧客台帳を連携させることで、お客様のサービス向上に繋げることができます。
Airレジとは基本的なレジ機能に加えて、顧客管理、売上分析機能を搭載したサービスです。
Airレジと連携することで、お客様の喫食情報を顧客台帳に蓄積でき、お客様に合わせたメニューの提案や、必ず注文する料理の仕込みなどに役立てられます。
Airレジはレストランボードの運営元であるリクルートグループのサービスですので、互換性においても問題はありません。
レストランボードの利用前に知っておきたい3つの注意点
1. ホットペッパーグルメしか連携ができない
レストランボードで連携できるのはホットペッパーグルメのみです。
ホットペッパーを活用する機会が多い場合には、問題はありませんが、複数のグルメサイトと連携して一括管理したいという場合にはレストランボードでは対応できません。
レスティであれば、ぐるなび、食べログ、ヒトサラなど複数のグルメサイトとの連携に対応しています。
せっかく導入したのに、連携したいグルメサイトに対応していなかったということにならないよう気をつけましょう。
2. 対応OS・ブラウザが限定的
レストランボード使用上の注意点の1つに、対応OS、ブラウザが限られているという点があります。
スマホ、パソコンの両方からアクセスできるという利点がある反面、Androidではアプリがなく、Google Chromeを推奨しています。
また、テーブルレイアウト機能がiPad版にのみ搭載されていたりと、機能面でも端末によって差があるのです。
レストランボードを導入する際には、店舗で使用している端末が対応しているか、動作環境の確認なども合わせて行いましょう。
3. 海外での利用は不可
レストランボードの使用上の注意点3つ目は、海外で利用ができないことです。
レストランボードは国内向けに開発されたサービスとなっており、海外での利用には対応していないのです。
レストランボードの料金プラン・かかる費用
レストランボードは予約台帳やテーブル管理、顧客台帳など予約管理に必要な機能は無料で利用できます。
そのため、ホームページ作成機能やメッセージ配信機能などといった追加オプション機能を導入しても、他の予約管理システムと比べて安くなるケースが多いです。
レストランボードの評判・口コミ
良い評判・口コミ
予約管理に便利
リクルートのエアレジのレストランボードが予約管理に便利ですよ、
— Body Symmetry Labo (@BodySymmetryLab) July 17, 2017
イベントにも便利よな
レストランボード動作確認完了!
イベントでもこれ便利よな
— 森下拓樹 (@fore_tex) November 13, 2020
悪い評判・口コミ
こんな時間にメンテナンスとかどうかしてる
レストランボードがこんな時間にメンテナンスとかどうかしてる。
普通は夜中にするもんでしょうが。— yishi_chuan (@yishi_chuan) February 2, 2021
日中にメンテナンスするから使えないときがある
土曜深夜にAirレジが午前中までメンテナンス入れやがってAirペイも使えない状態とかどうかしてる。いつもカード払いの常連さんに謝りながら怒りがこみあげてくる!ちっくしょー #小梅太夫 #Airペイ #Airレジ #リクルート #レストランボード
— まさとShibuya101 (@Masatontonn) January 25, 2020
まとめ
レストランボードは基本機能が0円と他の予約管理システムと比べて、導入のハードルが低いサービスだと言えます。
基本機能だけでも便利なサーヴィスではありますが、追加オプション機能の導入によってさらなる集客を見込めるでしょう。
ホームページ作成機能にはテンプレートも用意されているので、ネット集客に必要なホームページをスタッフ自らデザインできるのも嬉しいポイントですね。
連携できるグルメサイトや動作環境には条件があるため、自分の店舗の規模や使用端末を確認してから導入しましょう。