「トレタ にはどんな機能があるのか」「他の予約管理システムと比べてどこが優れているのか」と疑問を抱く人は少なくありません。
トレタは、他の予約管理サービスと比べて連携できるグルメサイトが多いため、複数グルメサイトを併用して集客を行っている事業者におすすめのサービスです。
一方で、グルメサイトから入った予約に対して、自動配席や在庫数を反映するレスラク連携機能は導入までに6週間〜8週間程度かかるため注意が必要です。
このページでは「トレタ(TORETA)」の特徴や導入前に知っておきたい注意点を解説します。
一読することで、トレタが自分の店舗に合っているかなど失敗しないためのポイントがわかります。
トレタ(TORETA)とは?
「トレタ」とは株式会社トレタが運営する予約、顧客台帳サービスです。
AIによる電話受付やグルメサイト連携機能によって、スタッフがこれまで負担してきた業務を軽減できる他、分析機能を活用しお客様や店舗の状況を知ることで常連客の獲得ができます。
トレタの4つの特徴
1. 主要予約サービスとの連携で予約を一元管理できる
トレタと連携可能なサービスは23のグルメサイトにも及び、他の予約管理システムと比べて多くの連携数を誇っています。
連携しているサービスを一部紹介します。
- ぐるなび
- Yahoo!JAPANロコ
- OZmall
- ヒトサラ
- 食べタイム
連携するグルメサイトは今後も拡大していく予定となっており、さらに幅広いサービスとの連携が可能になるでしょう。
これらのグルメサイトからの予約の一括管理を可能にするのが「レスラク連携機能」と呼ばれるサイトコントロール機能です。
レスラク連携機能は有料オプションとなりますが、グルメサイト間の席の在庫数や予約毎に配席を自動で行ってくれるため、スタッフが予約を確認して、在庫を管理したり配席を決めるといった業務負担を減らすことができます。
また、レスラクの在庫カレンダー機能を使えば、1ヶ月の在庫数、予約状況に加え、その日の販売状況の一眼で確認が可能です。
その他にも「Googleで予約」や店舗の公式ウェブページ作成にも対応しているため、グルメサイトからの予約以外にも予約経路を増やすことで、集客の増加を狙えます。
2. 自動で電話予約の受付が可能
トレタ予約番とは2021年の4月からサービスを開始したAIによる24時間365日対応可能な電話自動受付サービスです。
お客様からの電話予約に対応できるだけでなく、トレタ予約番を通して受け付けた予約内容の変更やキャンセル、さらに自動配席まで行います。
受付終了後、予約完了のSMSも自動で配信するため、AIによる予約受付でしっかり予約できたかというお客様の不安も解消されます。
また、お客様からお店に取り次いで欲しいと要望があった場合には、店舗に電話を転送も可能です。
転送した際には、トレタ予約番が受け付けた内容を店舗に伝えてから取り次ぐため、お客様から同じ内容を聞き返す必要がなく、スムーズな電話対応を行えます。
トレタ予約番の導入によって、スタッフが対応できない営業時間でも予約を代わりに受け付けられるようになり、電話予約のお客様を取りこぼしを防ぎます。
3. POS連携で顧客に向けた細かなサービスを実現できる
トレタでは現在9つのPOSサービスとの連携ができ、お客様により細かなサービスを提供したり、コミュニケーションのきっかけ作りに活用できます。
以下は連携できるPOSシステムです。
- NEC
- POS+
- UレジFOOD
- ユビレジ
- スマレジ
- K1くん
- POSmoco
- poscube
- FSInnovation
POS連携によってお客様のお好みのメニューや注文履歴などの情報を充実させられるため、お客様の情報が蓄積された顧客台帳をもとに、好みに合わせたメニューの提案ができます。
その他にも、顧客台帳に登録された情報を元に、「トレタメッセージ」というサービスを活用し、お客様の好みと近い新作メニューの販促やキャンペーンの告知メールを送信することもでき、お客様とのコミュニケーションに活かせるでしょう。
POS連携によって蓄積された顧客台帳を店舗スタッフで共有できるため、スタッフの接客も向上し、常連客の獲得も望めます。
4. 予約情報を分析して営業戦略が組める
トレタマネージャーを活用することで、自分の店舗に来店するお客様の傾向を知ることができ、それを元に営業戦略を組むことができます。
トレタマネージャーとは、iPadだけでなく、パソコンやスマホからでも使用できるトレタのブラウザ版サービスです。
トレタマネージャーの分析機能には、日別、曜日別、月別に予約組数や合計人数など細かな条件を指定して、グラフとして視覚的に比較できる他、お客様別の来店回数も確認できるため店舗の分析に役立てられます。
また、予約経路別の予約数もわかるので、例えばあるグルメサイトからの予約数が多いのであれば、そのグルメサイトに掲載する情報をより充実させるなどの活用方法が可能になるでしょう。
トレタの利用前に知っておきたい3つの注意点
1.アプリ版のトレタはiPadのみ対応している
トレタアプリはiPadにのみ対応するサービスで、iPhoneやパソコンからトレタを使用する場合には、トレタマネージャーを使用する必要があります。
トレタマネージャーはアプリ版トレタと同じログインID、パスワードを使うことで利用できます。
一部の設定にはアプリ版のトレタでしかできないことがあるため注意が必要です。
また、古いiPadでは、トレタのアプリが正常に作動しないものもあるため、導入の際には事前に確認するようにしてください。
2. レスラクはトレタ契約後にすぐは使用できない
グルメサイトから入った予約に対して、自動配席や在庫数を反映するなど非常に便利なレスラク連携機能ですが、導入には契約後約6〜8週間ほどの時間を要します。
連携するグルメサイトや設定上の希望を聞いた上で、店舗ごとに設定を行う必要があり、設定内容によっては8週間以上かかってしまう場合もあるので注意が必要です。
レスラク連携機能を使わない場合には、契約後に自身で設定を行えば、すぐに使うことができます。
トレタの料金プラン
トレタのプランは「トレタベーシックプラン」と「トレタプラス」の2種類があります。
プラン | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|
トレタベーシックプラン | 設定費用など要相談 | 12,000円 |
トレタプラス | 設定費用など要相談 | 16,000円 |
トレタプラスは、トレタの基本機能に加えてお見舞金差0ビスやPOST連携機能などの利用が可能となります。
トレタのオプション料金
トレタは基本プランに加えて任意で様々なオプションを加えることができます。
以下はオプションの一例となりますのでご参考ください。
オプション | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
トレタフォン (CTI機能) |
10,000円 | 10,000円 |
トレタカスタマーボイス (満足度調査機能) |
10,000円 | 5,000円~ |
トレタペイメント (デジポット機能) |
10,000円 | 10,000円 |
トレタの評判・口コミ
LINEで予約するタイプの飲食店、レスが遅いとつらい。トレタは本当に使いやすいのでどんどん普及していただきたい
— なおぱー (@naopr) February 20, 2021
ひさびさにトレタにログインして、もどる店舗の予約確認してたら、なかなかの通常営業ぶりでありがたい限り。
リザベーション見なくても、遠隔でチェックできるから、やっぱり便利だなぁってしみじみしてる。#トレタ #TORETA #飲食IT #予約システム #顧客管理— ナ♪ナ♪ (@nana82) August 29, 2020
お店の予約管理にトレタを使ってるので、トレタでウェブ予約が出来たら最高なんだけど、食べログさんがそれを許さないので、いまいち使い勝手が悪い、というネット予約
— しもせ🍕大阪の天然酵母ピザ職人🍺台湾料理屋とラーメン屋もやってまんねん (@semoshi) July 10, 2018
まとめ
トレタは連携可能なグルメサイトの豊富さが魅力的なサービスと言えます。
ネット予約以外にも、電話予約受付もトレタ予約番を使うことで対応でき、スタッフの予約に関する席の在庫管理や配席といった業務を軽減してくれるため、スタッフは目の前のお客様に集中してサービスの提供ができるでしょう。
また、店舗の予約状況や来店傾向もトレタマネージャーを使えば、細かな設定で分析ができ店舗に合った営業戦略の構築に役立てられます。