ポロシャツは、スポーツシーンだけでなくファッションや作業着としても使えるアイテムのひとつです。
気軽に自宅で洗濯できるため、汚れてもクリーニングに出さないという人も多いのではないでしょうか?
扱いやすいポロシャツも長年着続けていると生地が傷んだり、色褪せや汗じみが目立つなどのトラブルが発生することがあります。
ポロシャツを長持ちさせるためには、汚れの種類や素材に合った適切なお手入れが必要です。
このページでは、ポロシャツのクリーニングのタイミングと料金相場、クリーニングにかかる日数をご紹介します。
クリーニングに出すべきポロシャツの2つの判断軸
ポロシャツを洗濯機を使うかクリーニングに出すべきか迷う人も少なくありません。
ポロシャツは自宅で気軽に洗濯することができるため、費用のかかるクリーニングに出すことに抵抗を感じる人もいます。
ポロシャツをクリーニングに出すかどうかは、以下2つの項目を参考に判断してください。
1. 洗濯では落とせない汗ジミがある
洗濯では落とせない頑固な汗ジミがある場合は、クリーニングに出すのが良いと言えます。
ポロシャツは、夏に着用する機会が多い衣類のため、汗ジミが付着しやすい衣類です。
ポロシャツは一度着用したら洗濯するのが一般的ですが、自宅の洗濯機では襟周りや背中、脇の下の汗じみや皮膚汚れを完全に落とすことはできません。
そのため、家庭用洗濯機でも落ちないような頑固な汚れがある場合は、クリーニングに出すことで素材に合わせた溶剤や洗浄方法で皮脂汚れを綺麗に落とすことが可能です。
2. 色や形を保ちたい制服やユニフォーム
制服やユニフォームなどのポロシャツは、クリーニングに出すのが良いと言えます。
汚れを落とそうと自宅で何回も洗ってしまうと生地のよれや型崩れの原因になります。
また、紺などの濃い色は洗濯機を回す回数が増えることで少しずつ色褪せることが多く、白系のポロシャツは、長く着用すると黄ばみが徐々に目立ってくるようになります。
クリーニングに出すことで、色落ちが心配なポロシャツでも汚れを綺麗に取り除いてくれます。
汚れが目立つ白系のポロシャツは、漂白処理を施して気になる黄ばみも除去してくれることもクリーニングに出すメリットです。
他にも、デリケートな素材でも洗剤や洗浄方法を選んで汚れを落としてくれるので、生地が傷むなどのトラブルもありません。
また、専用の機械で乾燥ならびに保管もしてくれるので、日の光による色落ちの心配もなくポロシャツの型崩れも防ぐことが可能です。
ポロシャツをクリーニング出すタイミング
ポロシャツを綺麗に着続けるには、一度着たらすぐにクリーニングに出すことが理想です。
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会でも、下記のように記載されています。
衣替え 春夏衣類編
湿度が高く、汗をかく夏…衣服に付着した汗汚れをクリーニングに出しては早めに取り除いておきましょう。
また、宅配クリーニングではポロシャツのトラブルで多い汗じみの染み抜きを無料で対応しているところが多いため、月に1回程度はしみ抜きを行うのが良いでしょう。
スポーツなどで汗をかいた後や衣替え前のタイミングでクリーニングに出すことで汚れも落ちやすく型崩れや色落ちも防ぐことができます。
ポロシャツのクリーニングにかかる料金と日数の目安
ポロシャツをクリーニングに出す際は、日数や料金など自分の生活に合ったクリーニング店を見つけることが重要です。
クリーニング店 | 基本料金 | 日数 | 注意事項 |
---|---|---|---|
ポニークリーニング | 500円 | 最短1週間 | - |
リネット | 520円 | 最短2日 | (ポロシャツの定義) ・衿付き半袖 ・衿開きに3ヶ所程度のボタンがある |
洗宅倉庫 | 540円 | 最短5日 | スパンコールなどは追加料金 |
ネクシー | 690円 | 最短6日 | - |
キレイナ | 2,000円 | 1~2週間 | - |
スワローチェーン | 550円 | 2日 | 脇の汗じみの黄変は1000円 |
クリコム | 600円 | 最短5日 | - |
リアクア | 600円 | 最短4日 | 簡易染み抜き1か所100円 |
ポロシャツのクリーニング料金の平均価格は約750円です。
ただし、以下に当てはまる場合は別途費用がかかるがあるため注意が必要です。
- プリントシールやワッペンが付いているもの
- スパンコールなどの装飾が付いているもの
- 高級ブランドもの
- デリケート素材のもの
例えば、洗濯倉庫の場合、スパンコールなどの装飾があるものは450円の追加料金がかかり、納品までの平均日数は約4〜5日かかります。
ただし、染み抜きの特殊オプション加工や扱いに手間のかかる特殊な装飾があるもの、繫盛期はクリーニング店によって納品までの日数に違いがあります。
そのため、通常より余裕を持ってクリーニングに出るのが良いでしょう。
ポロシャツをクリーニングに出す前に知っておきたい2つの注意点
1. ポロシャツの素材を確認する
以下に当てはまる場合は、クリーニング店によっては取り扱ってもらえないことがあるため、事前にクリーニングに出せる素材か確認しておきましょう。
- プリントシールやワッペンが付いていない
- スパンコールなどの特殊な装飾が付いていない
- ストレッチ素材(ポリウレタン)が使われていない
取り扱っている場合でも、通常よりも納期が長くなったり一般的なクリーニング料金と異なる場合があるので注意が必要です。
その他、高級ブランドのポロシャツやデリケートな素材も事前に納期や追加料金をクリーニング店に確認してから依頼すると安心です。
2. ひどい汚れは追加料金がかかるケースがある
クリーニングでは、手間のかからないシミは無料の場合が多いですが、頑固なシミや範囲が広いシミは追加料金がかかることもあります。
例えば、リアクアの場合、簡易染み抜きが別途で1か所100円かかります。
そのため、汚れがひどい場合は事前に自宅で簡単なシミ抜きを行うことで料金を少しだけ抑えられる可能性があります。
クリーニング後のポロシャツを長持ちさせる方法
ポロシャツを長持ちさせるには以下の3つの方法があります。
1. ハンガーにかける
軽いポロシャツはハンガーにかけて保管すると長持ちします。
ただし、ハンガーのサイズがポロシャツに合ってないと、伸びたりハンガーの跡がつく原因になるので注意しましょう。
また、合皮やプリントがあるポロシャツは間隔を開けて収納してください。
詰め込んで収納すると、プリント同士でくっ付いたり、他の服に張り付いて色移りの原因になることがあるからです。
2. 畳んで保管する
装飾品が付いている重いポロシャツは、ハンガーにかけると伸びる可能性があるので畳んで収納することをおすすめします。
正しく折り畳んで、折りシワが付かないように気をつけ、ハンガーにかける場合も畳んで保管する場合も除湿剤と防虫剤を使用してください。
また、適度に換気をすることで虫やカビを防ぐことができます。
3. 保管サービスを利用する
ポロシャツを着ない季節だけクリーニング店の預かりサービスを利用すると保管の手間がかからず綺麗に保管してくれます。
預かりサービスを利用すると、折りシワや畳んだときにできるシワ、ポロシャツの伸びも気にせず預けることができます。
防虫や湿度の管理もされているので、大切な衣服への虫食い予防にもなりおすすめです。
まとめ
ポロシャツのクリーニングをまとめると以下の通りです。
- クリーニングの頻度は汗をかいた後や衣替え前のタイミングがおすすめ
- ポロシャツのクリーニングにかかる料金相場は約750円
- 納品までの平均日数は約4、5日
- クリーニングに出す前は素材や装飾を確認する
ポロシャツをクリーニングに出す場合、納品までに日数がかかることや料金がかかるなど済的でない部分もありますが、お気に入りのポロシャツを長く愛用したい人は自宅での洗濯よりもクリーニングに出すことをおすすめします。
大切なポロシャツの汗シミや型崩れが気になる人は、クリーニングの利用を検討してみると良いでしょう。