「BASEのショップランキングを上げるメリットは?」「ショップランキングはどうしたら上がるの?」と気になっている方も少なくありません。
結論からいうと、BASEのショップランキングを上げることでアプリの検索結果で上位表示されやすくなる効果があります。
そして、ショップランキングを上げるためには「アクセス数」「フォロワー数・お気に入り登録数」を増やすことが重要であるといえます。
このページでは、ECコンサルタントである筆者がBASEの「アクセス数」「フォロワー数・お気に入り登録数」を増やすための施策を6つにまとめて紹介します。
そもそも、BASEのことを詳しく知りたい方は以下ページもご覧ください。
BASEのショップランキングとは?
BASEのショップランキングとは、アクセス数、売上、フォロワー数、お気に入り登録数などを他ショップと比較して順位付けしたBASE独自の指標のことです。
BASEのショップランキングは、BASEへログイン後、管理画面の「データ」項目から確認できます。
ショップランキングが上がるとアプリの検索結果で上位表示されやすくなる
BASEのショップランキングを上げることで、BASEショッピングアプリ内での検索結果に上位表示されやすくなります。
そのため、ネットショップへのアクセス数が増えるため、BASEアプリで商品を探しているユーザーに対する購入機会が高まる効果があります。
他のショップのショップランキング・売上ランキングは確認できない
BASEの仕様上、他ショップのランキング順位は確認できません。
確認できるのは自分の運営するBASEサイトのみです。
BASEのショップランキングを上げる2つのポイント
BASEのショップランキングを上げる方法は主に以下2つです。
- アクセス数を増やす
- フォロワー数・お気に入り登録数を増やす
BASE公式サイトでランキング要因は以下のように公言しています。
売上およびアプリのフォロワー数、お気に入り数などショップの総合的な値を元に、他のショップと相対的に比較し算出した順位です。
以下は私が試験的に運用しているBASEショップのデータです。
上記の画像の通り、ショップランキングはフォロワー数、お気に入り数、アクセス数(Web+アプリ経由)と一緒に上昇することがわかります。
また、売上件数やSNS流入数は少ないですが、結果的にランキングは右肩上がりとなっているため、まず取り組むべきは「アクセス数」と「フォロワー数・お気に入り登録数」であるといえます。
以下で具体的にアクセス数を増やす方法と、フォロワー数やお気に入り登録数を増やす方法を解説していきます。
アクセス数を増やす4つの施策
BASEのアクセス経路は、Web経由とアプリ経由の2つがあります。
最初はアプリ経由で自動でアクセスが見込めますが、安定して10万円以上販売していくのであればWeb経由でのアクセスを集めることが大事です。
なぜなら、BASEショッピングアプリユーザーよりもWeb経由で流入してくるユーザー数の方が規模が大きいからです。
以下で紹介する4つの施策は、BASEショッピングアプリとWeb経由での集客の基盤を簡単に作れるため、初心者の方はぜひ実施してみてください。
1. インスタグラムなどのSNSと連携する
BASEはヤフオクやメルカリとは違って商品自体にアクセスが集まりにくいため、出品しただけではなかなか売れません。
そのため、アクセス数を強化するためにもSNSを活用するのが良いといえます。
インスタグラムやTwitter、Facebook、noteなどは無料で利用できるため、使わない手はありません。
特におすすめしたいのは、インスタグラム連携を活用することです。
BASEに「Instagram販売app」をインストールすることで投稿した写真にタグ付けしてBASEの商品ページに誘導が可能です。
2. 商品点数を増やす
BASEに登録する商品点数を増やすことで、アクセス数増加が期待できます。
アプリやWebの検索結果はいわば「マス」です。
検索結果に自分の商品がたくさん表示されていればそれだけクリック率は上がり、結果的にアクセス数が上昇します。
実際に運用歴2021年2月に商品数1,000点程度で公開したサイトは、2021年3月時点で1ヶ月に2,700程度のアクセス数があるため、多くの商品を用意できる方は実践してみることをおすすめします。
3. プッシュ通知を活用する
BASEのプッシュ通知とは、ショップのフォロワーに対してスマホへ直接通知を送る機能です。
プッシュ通知を行うことで、フォロワーを効果的にショップへ誘導することが可能です。
効果的な使い方としては、新作商品掲載時やクーポン配布、セール情報などネットショップの運用形態に併せて様々なアプローチができます。
4. BASE Magで記事作成する
BASE Magとは、BASEのショップ運営者が情報発信できるブログメディアです。
商品ページだけでは伝えきれないような商品の魅力を発信でき、1記事あたり10〜1,500程度のアクセス数が見込めます。
以前は投稿に審査が必要でしたが、2018年10月29日からは審査不要で誰でも掲載ができるようになりました。
実際にBASE Magへ投稿する手順は以下の通りです。
- BASEの「Blog」アプリをダウンロード
- 「Mag.記事作成」を選択
- タイトル・文章など作成
- 投稿する
アクセスの集まりやすいような記事には、読者視点で魅力が伝わるかどうかはもちろん、目を惹くタイトル、掲載画像の質や量が求められます。
フォロワー数・お気に入り登録数を増やす2つの施策
1. フォローリンクを発行する
フォローリンクとは、BASEショッピングアプリでフォローするためのリンクです。
BASEの管理画面にある「販促管理」の下部に「フォローリンクの発行」というボタンをクリックすると以下のようなリンクが発行されます。
https://thebase.in/to_app?s=shop&shop_id=XXXXX&follow=true
BASEショッピングアプリを持っている人がクリックすると、直接自分のショップへ遷移させることができます。
一方、BASEショッピングアプリを持っていない人の場合は、AppsStoreかGooglePlayへと遷移しインストールを促す仕様です。
活用方法としては、メルマガやBASE Mag内にリンクを付けることのが良いでしょう。
2. 商品画像は正方形にする
BASEに掲載する商品画像は、画像比率1:1(正方形)で登録することをおすすめします。
なぜなら、BASEショッピングアプリでは自動で正方形にトリミングされてしまう仕様で、縦長画像や横長画像の場合は見切れてしまうからです。
以下は実際に見切れている画像をブラウザ版とアプリ版で比べたものです。
商品ページ
(ブラウザ版)
商品ページ
(ショッピングアプリ版)
商品一覧ページ
(ブラウザ版)
商品一覧ページ
(ショッピングアプリ版)
上記画像のように画像が見切れてしまっていると、クリック率も購入率も下がる傾向にあります。
そのため、商品画像の比率は正方形にすることをおすすめします。
ショップランキング上位サイト3つを紹介
1. 羽田市場
羽田市場は、海鮮品を取り扱うネットショップです。
外野の夜明けやカンブリア宮殿で取り上げられたことで注目を集めており、2020年5月25日にショップランキング1位を獲得しています。
お陰様でBASE総合ショップランキング順位におきまして、全90万店舗中 第1位になりました!
「羽田市場」という名称自体も月間で60500検索されており、指名検索もかなり多いことが特徴として挙げられます。
BASEでのショップ運用の他にも、TwitterやインスタグラムなどSNSを運用しており、さらにリスティング広告などを運用しています。
2. 岐阜県伝統文化品美濃焼タイル専門店「popolo」
popolo(ぽぽろ)は、岐阜県の多治見市の伝統工芸品を取り扱うネットショップです。
ショップランキングは55位であることが確認できています。
BASE(ベイス)アプリランキングで、 45万店中、“55位”まで来ました!
引用:otanchin.com
BASEでのショップ運用の他に、Twitterも積極的に運用していることが特徴で、2021年3月時点では1086人のフォロワーを獲得しています。
3. Adel
Adelは、普段使いからドレスアップまでのアクセサリを取り扱うネットショップです。
2020年9月にTOP100にランクインしたことが報告されています。
お陰様でBASE総合ショップランキング順位におきまして、全110万店舗中 TOP100にランクインしました!
BASEでのショップ運用の他にはインスタグラムを運用しており、2021年3月時点で3,252人のフォロワーを獲得しています。
いいね数も100〜400程度とエンゲージメントが高いことが特徴として挙げられます。
まとめ
BASEのショップランキングを上げるためには以下2つが重要です。
- アクセス数を増やす
- フォロワー数・お気に入り登録数を増やす
ただし、ショップランキングはBASE独自の指標でランキング上位になれば売上も上がるというわけではないため注意しましょう。
大事なのはあくまでネットショップの売上を上げることで、様々な要因の中の一つであるという程度にとどめておくのが良いといえます。
この記事があなたにとって有益になることを心から祈っています。