【利用歴5年】BASE(ベイス)をおすすめする4つの理由!評判・口コミ・事例を徹底解説

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BASE(ベイス)

BASEを使う前に「使いにづらくない?」「初心者だけど難しくない?」など気になっている方も少なくありません。

結論からいうと、BASEは固定費ゼロで小規模〜中規模ネットショップを始めたいという方におすすめできるショッピングカートサービスです。

一方で、BASEではサービス利用料(販売手数料)として3%かかるため、毎月の売上が10万円超えるという方はShopifyなどの月額制のショッピングカートを利用する方がお得になります

このページでは、実際に「BASE(ベイス)」を4年間利用しているECコンサルタントである筆者が、BASEをおすすめする理由と利用前に知っておきたい注意点などを解説します。

ちなみに、筆者はカラーミーやMakeShopからBASEShopifyに移行しました

目次

BASEとは?

BASE

出典:thebase.in

BASE(ベイス)」とは、無料でかんたんにネットショップを作成できるショッピングカートサービスです。

BASEでのネットショップ開設数は130万件を突破しており、ネットショップを初めて運用する方を中心に人気のあるサービスです。

個人・個人事業主・法人問わず、18才以上であれば誰でも利用できます。

BASEをおすすめする4つの理由

BASEをおすすめする理由は以下の通りです。

  1. 導入費用・ランニングコストを抑えられる
  2. 初心者でもかんたんにネットショップを始められる
  3. 機能豊富で拡張性も高い
  4. 様々な販売形態に対応している

1. 導入費用・ランニングコストを抑えられる

1-1. 初期費用・月額無料で利用できる

BASE 初期費用・月額無料

出典:thebase.in

BASEは、初期費用・月額費用無料で利用できます。

基本的にかかる費用は商品が売れた際に発生する「決済手数料(3.6%+40円)」と「サービス利用料(3%)」のみです。

月額料金のかかるショッピングカートでは、売上がないと赤字になるというリスクがあります。

しかし、BASEでは商品が売れるまで費用は発生しないため、赤字になるリスクがなくなります。

1-2. 商品登録数が無制限(ディスク容量制限なし)

BASEは、商品登録数とディスク容量が無制限で利用できます

他のショッピングカートでは、商品登録数が無制限と謳っていますが、ディスク容量の制限があるため、実質的に商品登録数も限られます。

そのため、商品登録数が無制限だと思って利用していると、ディスク容量がいっぱいになってしまい、プランを上げたり、容量を追加購入したりして運用を行わなくてはなりません。

その点、BASEでは商品登録数もディスク容量も無制限なので、商品登録数、商品画像・バナー枚数などを気にせずにネットショップ運用が可能です。

1-3. 独自ドメインの利用・常時SSL化が無料

BASEでは、無料で独自ドメインの利用でき常時SSL化も対応できます

他のサービスでは、独自ドメインや常時SSL化は有料オプションとなっていることも少なくありません。

BASE カラーミーショップ おちゃのこネット
独自ドメインの利用 無料 無料 6,000円
常時SSL化 無料 1,000円 / 月 無料

BASEでは、ヘッダーあるBASEのロゴを非表示にする機能のみ有料で月500円かかります。

それ以外の機能の追加や設定などはすべて無料で対応できます

独自ドメインの設定方法などを詳しく知りたい方は以下ページをご覧ください。

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2. 初心者でもかんたんにネットショップを始められる

2-1. ショップデザイン機能

BASE ショップデザイン機能

出典:thebase.in

BASEでは、デザインテンプレートを選ぶだけでネットショップを作成できます。

テンプレートは有料と無料のものがあり、有料テンプレートは無料と比べてデザイン性や機能性に優れています。

また、カスタマイズに自信がないという方でも、管理画面からテキストやボタンの色の変更が可能、テンプレートによってはドラックアンドドロップで直感的にレイアウト変更もできます。

さらに、無料のAppsである「HTML編集機能」を利用することでHTML・CSSが編集可能となり、細かいカスタマイズにも対応できることからデザインの自由度は高めであるといえます。

2-2. 決済導入が簡単

BASEには「BASEかんたん決済」が用意されており、ネットショップに必要な決済手段をかんたんに導入でき、決済手数料も安いのが特徴です。

BASEかんたん決済で対応している決済手段は以下のとおりです。

「BASEかんたん決済」で利用できる決済方法

  • クレジットカード決済
  • コンビニ(pay-easy)決済
  • 銀行振込決済
  • キャリア決済
  • 後払い決済
  • PayPal決済

ネットショップに訪れたユーザーが求める決済方法は様々です。

総務省の令和元年の調査によると、インターネットで何かを購入する際の決済手段でもっとも多いのがクレジットカード、その次にコンビニ払いです。

ネットショップに訪れたユーザーは希望の決済手段がないと購入せずに離脱する傾向にあるため決済手段は売上に直結する大事な要素です。

一般的にクレジットカード決済の導入は、決済代行業者へ申込み行い、複数回の審査、必要書類の送付など手間と時間がかかります。

また、利用する決済の種類によっては初期費用・月額費用がかかったり、決済手数料が高いということもあります。

以下は、主な決済代行業者のクレジットカード決済の導入費用と決済手数料を比較した表です。

BASE
(BASEかんたん決済)
カラーミーショップ
(カラーミーペイメント)
MakeShop
(MakeShopペイメント)
初期費用 無料 無料 無料
月額費用 無料 無料 1,100円
月額最低手数料 - VISA/MASTER/DINERS:2,500円
JCB/AMEX:1,000円
-
決済手数料 3.6%+40円 〜5.5% 〜3.39%

※クレジットカード決済は、VISA・MASTER・JCB・AMEXを想定

月額最低手数料とは、売上に応じて発生する手数料です。

決済手数料が月額最低手数料を上回れば支払いは発生しないのですが、ネットショップを立ち上げてしばらくは売上はないため、実は大きなランニングコストとなってしまいます。

BASEかんたん決済では、審査や書類の送付などはなく最短で翌営業日に決済導入ができます

さらに他社と比較しても固定費が発生せず、決済手数料も安いため、かんたん・お得な決済手段といえます。

2-3. BASEショッピングアプリで集客できる

BASE ショッピングアプリ

出典:thebase.in

BASEには60万人が利用している「BASEショッピングアプリ」があり、商品は自動でショッピングアプリにも掲載される仕様となっています。

そのため、初めてネットショップを始める方でもアプリ経由での集客が期待できます。

また、BASEではアクセス数や売上、お気に入り数などに応じてランキング付けされる機能があります。

ランキング上位になるとショッピングアプリの検索結果で上位表示されやすくなり、よりアクセスを集めることが可能です。

詳しくは以下をご参考ください。

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2-4. BASE Uでノウハウを学べる

BASE U

出典:thebase.in

「BASE U」とは、BASEが運営するネットショップ運営に役立つ情報を発信しているメディアサイトです。

BASEUでは、BASEの使い方や、売上を上げるコツなど有益な情報が得られます。

例えば、販売価格の決め方や海外向けにネットショップで販売する方法などを詳しく画像つきで解説しているため、ネットショップ初心者の方でもページを見ながら実践が可能です。

3. 多機能で拡張性が高い

BASEでは、Appsという拡張機能を使って無料で機能追加ができます

取扱商品や販売形態に併せて、必要な機能だけをインストールが可能です。

以下は、BASEで追加できる機能の一部をまとめた表です。

集客機能 ブログ機能 ネットショップ上にブログ作成・公開できる
インスタグラム連携 インスタグラムで商品を販売できる
販売促進機能 クーポン 有効期限などの設定が可能な割引クーポンを作成できる
メルマガ 購読者に向けてメルマガ作成・配信できる
レビュー 購入者がレビューできる機能
分析機能 Googleアナリティクスかんたん設定 Googleアナリティクスを簡単に設置できる
Google広告CVタグ設定 Google広告用のCVタグを簡単に設置できる
Yahoo広告CVタグ設定 Yahoo広告用のCVタグを簡単に設置できる
広告効果計測 広告の効果計測用のタグを簡単に設置できる
バックヤード機能 顧客管理 顧客ごとに注文履歴・お問い合わせを確認できる
メッセージ ユーザーとショップ上でやりとりができる
納品書ダウンロード 納品書をワンクリックでダウンロードできる
CSV商品管理 商品情報を一括登録・更新・ダウンロードできる
CSV一括発送 複数の注文の発送を一括処理

集客においては、インスタグラム連携機能が秀逸です

インスタグラム連携とは、インスタグラムで投稿した写真にタグをつけることでネットショップの商品ページに誘導できる機能です。

また、販売促進においても、メルマガ機能・レビュー機能・クーポン機能など、他社で有料になるものも無料で利用できるのは大きなメリットであるといえます。

4. 様々な販売形態に対応している

4-1. 予約販売

BASEでは、入荷前の商品を先行販売し予約販売できる機能があります。

予約販売した商品を発送予定日が近い順で並び替えることや、発送開始日にメールや管理画面で通知ができるため、効率的に発送を行えます。

また、通常商品と予約商品は同時購入できない仕様となっているため、購入者との連絡のやりとりを減らせるなどスムーズな運用も可能です。

予約販売を利用するには、無料でインストールできる「予約販売」というAppが必要です。

4-2. 定期販売

あらかじめ指定した、商品の購入サイクル・継続回数で定期販売できます。

定期販売している商品が売れると、指定の購入サイクルと継続回数で自動的に注文が入ってくる仕様です。

設定できる購入サイクルと継続回数

購入サイクル:1週間ごと、2週間ごと、1ヶ月ごと、45日ごと、2ヶ月ごと、3ヶ月ごと

継続回数:3回、6回、12回、無制限

細かい設定はできませんが、無料で定期購入機能をつけられるショッピングカートは非常に少ないです。

定期販売を利用するには、無料でインストールできる「定期販売」というAppが必要です。

4-3. デジタルコンテンツ販売

BASEでは、画像データや動画、電子書籍や音楽などのデジタルコンテンツの販売もできます。

商品を購入完了後にメールに記載されているURLをクリックすることでダウンロードされる仕様で販売ができます。

デジタルコンテンツ販売を利用するには、無料でインストールできる「デジタルコンテンツ販売」というAppが必要です。

BASEの利用前に知っておきたい2つの注意点

BASEを利用する前に知っておきたい注意点は以下のとおりです。

  1. サービス利用料として3%かかる
  2. 自由度が低い

1. サービス利用料として3%かかる

BASEでは、1件の注文に対してBASEかんたん決済手数料(3.6%+40円)サービス利用料(3%)がかかります。

BASEかんたん決済 クレジットカード決済 3.6%+40円(注文1件あたり)
コンビニ(pay-easy)決済
銀行振込決済
キャリア決済
後払い決済
PayPal決済
サービス利用料 3%(注文1件あたり)

例えば、注文合計金額が1万円の場合は以下の手数料が発生します。

注文合計金額が10,000円の場合

実際に振り込まれる金額:9,300円 / 手数料で差し引かれる金額:700円

BASEかんたん決済手数料:400円(10,000円×3.6%+40円)+ サービス利用料:300円(10,000円×3%)

決済手数料はどこのショッピングカートを利用しても発生するため、確認しなければならないのはサービス利用料(販売手数料)です。

BASE shopify
(ベーシックプラン)
カラーミーショップ
(レギュラープラン)
月額費用 - 29ドル(約3,000円程度) 3,000円
サービス利用料(販売手数料) 3% - -

BASEには月額費用が発生しないというメリットがありますが、その代わりサービス利用料(販売手数料)がかかります。

そのため、一ヶ月の売上金額によっては、shopifyカラーミーショップなど販売手数料がかからないショッピングカートを利用したほうがお得になるというケースもあります。

以下は、BASEの一ヶ月の売上金額に対するサービス利用料をまとめた表です。

一ヶ月の売上 サービス利用料(3%)
5,000円 150円
10,000円 300円
20,000円 600円
30,000円 900円
40,000円 1,200円
50,000円 1,500円
60,000円 1,800円
70,000円 2,100円
80,000円 2,400円
90,000円 2,700円
100,000円 3,000円
150,000円 4,500円
200,000円 6,000円
250,000円 7,500円
300,000円 9,000円

販売手数料がかからないshopifyカラーミーショップは月額3,000円程度なので、一ヶ月の売上が100,000円を超える見込みがあるなら他の月額制のネットショップ作成サービスを利用するのがお得であるといえます。

2. 自由度が低い

BASEは、ネットショップ運営に最低限必要なページで構成されているため、自由にページの追加はできません

BASEで利用できるページは以下のとおりです。

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※プライバシーポリシーは変更できません。

例えば、アパレルなどであればキャンペーンページやコーディネートをまとめたページなどが必要になってくる方もいますが、そのようなページをBASEでは作ることはできません。

上記のようなフリーページを追加したい場合は、WordPressやペライチを使ってページを作成して外部リンクとして扱う選択肢しかありません

そのため、フリーページの追加を前提にネットショップを運営したい方は、BASEで対応できるかどうか、できないなら他のショッピングカートの利用を検討するのが良いでしょう。

BASEの評判・口コミ

良い評判・口コミ

shopifyと比べると簡単でやっぱ使いやすい

BASEめっちゃ使いやすい

主要ECシステムを全部触った結果、BASEが一番良かった

悪い評判・口コミ

テンプレートが制限が多くて使いにくい

手数料が結構高く、確定申告がやりにくい

手数料が高いですね・・・

まとめ

BASEは固定費ゼロで小規模〜中規模ネットショップを始めたいという方におすすめできるショッピングカートサービスです。

一方で、BASEではサービス利用料(販売手数料)として3%かかるため、毎月の売上が10万円超えるという方は月額制のショッピングカートを利用する方がお得になります。

しかし、どのサービスを選ぶかよりも自分にとって使いやすいサービスを選ぶことが重要ですので、まず初心者の方はBASEでネットショップを開設して、売上に応じてshopifyなどに移行するのが良いでしょう。

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