マネーフォワードケッサイ(旧MF KESSAI)の評判・口コミ・手数料・事例を解説

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マネーフォワードケッサイ(旧MF KESSAI)

企業間で行われる請求や与信といったお金が関わる業務はミスが許されないデリケートなものでありながら、紙での請求書のやり取りが未だに行われているなど、効率化の余地がある業務でもあります。

マネーフォワードケッサイを活用すれば煩わしい請求や与信の業務から人的リソースを解放し、より付加価値を生む業務に注力することができるでしょう。

請求業務の効率化を検討している企業や少ない人手で業務を回している企業に適したサービスといえます。

このページでは、「マネーフォワードケッサイ」の特徴と利用前に知っておきたい注意点を解説します。

一読することで、そもそもマネーフォワードケッサイを利用すべきかなど失敗しないためのポイントがわかります。

目次

マネーフォワードケッサイ(旧MF KESSAI)とは?

マネーフォワードケッサイ(旧MF KESSAI)は、企業の与信、請求に関わる業務を担う決済代行サービスです。

具体的には、新規に取引を開始する際の与信調査、請求書の発行、未入金時の連絡等の業務をカバーしています。

そのため、マネーフォワードケッサイを導入することで請求に関する全ての業務を効率化できます

マネーフォワードケッサイの3つの特徴

1. 最短数秒で与信審査が完了できる

新規取引先の与信調査は従来時間がかかるものでしたが、マネーフォワードケッサイの与信機能は最短数秒で審査が完了します

その理由は、独自に開発したAIモデルによって与信判定を行っていることと、機能の85%が自動で実行されているためです。

与信審査が迅速に行われることで、取引先を待たせることがなくなり、ビジネスチャンスの拡大につながるでしょう。

2. 100%入金保証あり

マネーフォワードケッサイは、売掛金を100%保証してくれます

例えば、新規取引先が代金を支払わないといった場合でもマネーフォワードケッサイが負担する仕組みです。

このように売掛金を100%保証してもらえることで、資金繰りが改善され、代金未回収リスクをなくして積極的に取引先を拡大できます

3. 請求書の電子化と郵送の両立

請求書の電子化を検討する企業が多い一方で、取引先は紙での請求書受け取りを希望するケースがあります。

この場合、請求書の電子化ニーズがあったとしても、取引先の事情に合わせて紙で請求書を出さざるを得ません。

マネーフォワードケッサイでは、請求書郵送の代行サービスも提供していますので、電子で発行した請求書であっても、紙での受け取りを希望する取引先の意向に沿うことができます。

マネーフォワードケッサイの利用前に知っておきたい3つの注意点

1. 個人利用ができない

マネーフォワードケッサイは法人及び個人事業主向けのサービスのため、個人間での利用はできません

個人間での利用を希望する場合は他のサービスを検討する必要があります。

2. 一部の業務を効率化したい場合には不向き

マネーフォワードケッサイは請求に関わる業務全般を代行することがコンセプトになっています。

そのため、請求業務の一部だけを効率化したい場合には適さないサービスといえるでしょう。

例えば、請求書の電子化はITできているので、与信業務のみにマネーフォワードケッサイを利用したいケース等が該当します。

3. 既存サービスとの連携ができないケースがある

マネーフォワードケッサイは2017年にリリースされたサービスです。

そのため、既に利用しているサービスとのシステム連携ができない可能性があるでしょう。

しかし、2021年3月からサイボウズ社が提供する「Kintone」と連携したサービスが開始されるなど徐々に裾野が広がりつつあります。

マネーフォワードケッサイの料金・手数料

マネーフォワードケッサイでかかる費用は、取引額の0.5%〜3.5%の手数料のみです。

初期費用・月額料金は無料で利用できます。

他のBtoB決済サービスと比較しても料金・手数料は安いことがわかります。

決済代行サービス名 初期費用・月額費用 手数料
マネーフォワードケッサイ 無料 0.5%~3.5%
クロネコ掛け払い 0~10,000円 2.0~5.0%
NP掛け払い 12,000円~ 1.2~3.6%

マネーフォワードケッサイの評判・口コミ

良い評判・口コミ

作業と経費の負担が下がった

もともと、他社の他社のBtoCでも利用可能な後払い決済サービスを使っていましたが、BtoBについても同企業のサービスを利用させていただきました。

同業他社のサービスでは、運送会社の伝票番号の登録と請求書の発行に決済手数料と別途料金が必要でしたが、伝票番号の登録が不要、メールアドレスでの請求書の送付で作業と経費の負担が下がりました。

引用:ITreview

新規の受注率がアップした

他社で同じようなサービスを利用していましたが、審査に必要な書類が多く回収に苦労し、また審査に時間がかかっていました。

開始までの時間が長いと失注に繋がることも多く悩みの種になっていました。

導入し大幅に改善され、新規の受注率がアップしました。

導入に際しては他社サービスとも検討しました。当社は継続が前提の取引でしたので、月間取引枠の確保と自動与信審査は必須事項。唯一対応していただけたのがマネーフォワードケッサイ。その点においてもかなり助けられています。

引用:ITreview

悪い評判・口コミ

高額受注の場合に審査が遅くなることがある

[中略] 当社の利用しているカートASPサービス連携ができておらず、担当の方からはまだ良い回答がもらえていないということでしたが、できればシステム連携をお願いしたいと思います。

また、高額受注の場合に審査が遅くなることもあり、月を跨ぐ場合などだけでも早めに審査が終わるとありがたいです。[中略]

引用:ITreview

一部APIにおいては更新や削除が制限されている

[中略] API 自体はとても充実しているものの、一部 API においては更新や削除が制限されていて利用できないため問い合わせが必要であるため、対応してもらえると無駄な問い合わせを削減できます。

また、一部情報に関して連携がリアルタイムでないため対応が先になってしまうため改善されると今まで以上にスムーズに業務ができるようになります。[中略]

引用:ITreview

マネーフォワードケッサイの導入事例

1. Wantedly

ビジネスマン向けのSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社では、事業拡大の過程で増える請求業務の効率化が課題になっていました。

マネーフォワードケッサイを導入することで、与信業務のスピードアップと請求業務にかかる作業量を月当たりで2人分相当削減することが可能になりました。

2. カインズ

ホームセンターの「CAINZ」を多店舗展開する株式会社カインズは、従来の与信基準では掛け売りに対応できない小規模の顧客に対して柔軟な支払に応じる手段を探していました。

そのニーズを満たしたのがマネーフォワードケッサイです。

マネーフォワードケッサイを活用し、アプリ経由で高速かつ高い通過率での与信審査を可能にしました。

3. 日立建機

世界第3位の総合建設機械メーカーである日立建機株式会社では、将来の成長を見据え多様なビジネスパートナーとのオープンイノベーション連携を進めています。

マネーフォワードケッサイが導入されたのは、重機の販売やレンタルをオンライン化するために日立建機が開発したアプリです。

建設業界では電子マネーやクレジットカード払いに未対応の顧客が多いため、銀行振込や引落しにも対応可能なマネーフォワードケッサイが選ばれました。

その結果、従来は難しかった重機のオンライン販売の仕組みを短期間で構築できたのです。

まとめ

マネーフォワードケッサイを利用することで、請求業務全般の効率化及びIT化を実現することができます。

さらには、請求業務の効率化に伴い、より付加価値のある業務に人員を割くことができるでしょう。

一方でマネーフォワードケッサイを導入する際には、既存システムとの連携や効率化したい業務の範囲などに注意する必要があります。

この記事を通して、マネーフォワードケッサイを始めとした請求代行サービスに関心を持っていただき、業務の効率化につながれば幸いです。

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