クロネコ掛け払いの特徴・評判・口コミ・手数料・導入事例を解説

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クロネコ掛け払い

クロネコ掛け払いは、「個人でも導入できる?」「手数料は安いの?」と気に疑問を感じある方も少なくありません。

結論としては、クロネコ掛け払いは売掛金100%保証があること、ヤマトサービスというブランドネームがあることで取引先からも安心して利用してもらえる掛け払いサービスであると言えます

一方で、利用できるのは法人のみ、手数料が最大5%かかるため他の掛け払いサービスは決済手数料が割高となるため注意が必要です。

このページでは、ECコンサルタントである筆者が「クロネコ掛け払い」の特徴や利用前に知っておきたい注意点を解説します。

このページを読むことで、クロネコ掛け払いで失敗しないためのポイントがわかります。

目次

クロネコ掛け払いとは?

クロネコ掛け払いは、ヤマトクレジットファイナンス株式会社が提供しているBtoB取引専門の決済代行サービスです。

与信や請求書の発行ができることや、万が一代金が支払われなかった場合の催促や未回収代金の100%保証などが含まれているため、請求業務の効率化と未回収リスクを軽減できます。

ヤマト運輸のグループ会社であり、1,800社以上の導入実績があることから安心して利用できるBtoB決済代行サービスであると言えます。

クロネコ掛け払いは、BtoB取引専門のサービスとなるため、店頭で購入者が決済するなどといったBtoCの用途では利用できないため注意が必要です。

クロネコ掛け払いの3つの特徴

1. 取引先が個人事業主でも初回から100%売掛金を保証してくれる

クロネコ掛け払い 売掛金保証

出典:business.kuronekoyamato.co.jp

クロネコ掛け払いは、初めての取引先でも与信調査に通過すれば売掛金を100%保証してもらえます

取引先が法人企業に限らず個人事業主も保証対象となるため、代金未回収リスクをなくして積極的に取引先を拡大できます。

与信調査の結果は、最短5分でわかるため、取引先を待たせることなくスピーディーに対応することが可能です。

2. ヤマトグループサービスとの連携が可能

クロネコ掛け払いを導入することでヤマトグループのサービスとの連携ができるため、業務全体の効率化を図れます

具体的に連携できるサービスとして、ヤマト運輸やネットショップ開業のための「らくうるカート」などが挙げられます。

また、ヤマトグループサービス以外にもBカートCSカートebisumartなどのBtoB向けECカートとAPI連携ができるため、BtoBにおける決済機能の拡張が可能です。

3. 請求書発行業務の効率にできる

クロネコ掛け払いは、締日から3営業日以内に自動で取引先へ請求書を送ってくれます

そのため、手作業で行う場合と比べて短時間でミスなく複数の取引先に請求書を送れるという利点があります。

また、万が一代金を支払ってもらえない場合は催促もできるため代金未回収リスクを防ぐことができます

請求書の発行は無料となるため、取引先が多くてもランニングコストが増えるという心配もありません。

クロネコ掛け払いの利用前に知っておきたい3つの注意点

1. 決済手数料が2%~5%と割高

クロネコ掛け払いは、決済手数料の取引金額によって異なりますが最大で5%かかってしまうためNP後払いやpaid比較すると割高になっています。

掛け払いサービス 決済手数料
クロネコ掛け払い 2%〜5%
Paid掛け払い 〜2.9%
NP掛け払い 1.2%〜3.6%

上記の通り、決済手数料は割高ではありますが、100%売掛金保証があることや、ヤマトグループのサービスということで取引先からも安心して利用いただけるなど決済以外の恩恵があります。

2. 利用できるのは法人企業のみ

クロネコ掛け払いを利用できる(売り手として)のは法人のみです。

フリーランスなどの個人事業主は買い手側としては利用できますが、売り手側として利用できないため注意しましょう。

3. 取引金額は限度あり

クロネコ掛け払いは、取引企業に応じて取引できる限度金額が定められています。

取引できる金額は60万円から2,000万円で各企業ごとに取り決めした金額内で売掛を行います。

取引の標準は60万円ですが、売掛金の審査することにより増額することが可能です。

また加盟店など取扱い先が複数になる場合は、取引限度額を制限されてしまう恐れがあるため注意しましょう。

クロネコ掛け払いにかかる料金・費用

クロネコ掛け払いは初期費用は無料ですが、月額料金が最大10,000円かかります。

初期登録料 0円
請求書発行費用 0円
月額管理料 0~10,000円(要見積もり)
手数料 取引額の2%~5%
入金サイクル 月末締め/翌々月5日に清算

決済手数料に関しては、取引金額から2%から5%での契約となり商材や販売方法によって変動します。

他の掛け払いサービスとの大きな違いは、請求書発行に費用がかからないことです。

買い手企業側は、利用料金が無料になっていますが支払い方法が銀行振込とコンビニ払いの場合は金額に応じて最大300円の手数料がかかります。

決済スケジュール

クロネコ掛け払いから取引先への請求書発行は締日から3営業日以内で行われます。

入金確認や未入金時の催促などもクロネコ掛け払いで対応してくれます。

クロネコ掛け払いの評判・口コミ

[中略]代金回収業者を利用する際に、そのネームバリューのおかげで取引先にも受け入れていただくことが出来て、お互いにたすかりました。

与信スピードも速くとても便利です。電話によるサポート体制も充実しています。[中略]

引用:itreview.jp

[中略]一度に利用できる限度額が30万円未満となっているため、それ以上の案件となった場合に別途お振り込みいただくことになったりします。

せめて50万くらいまでは引き上げて欲しいところ。[中略]

引用:itreview.jp

クロネコ掛け払いの導入事例

1. 株式会社歯愛メディカル

デジタルケア製品を中心に開発から販売まで一貫して行っている株式会社歯愛メディカルは、低価格から高価格の商品を歯科病院に販売しております。

ネット販売で新規の取引は代引きのみを限定して、販売していましたが掛け払い取引を望む声が多かったことからクロネコ掛け払いの導入をしました。

企業与信の確認が専用webサイトで入力するだけで完了するので、日々の与信取得業務が軽減され事務手続きが簡素化されました。

2. 株式会社タスカル

クロネコ掛け払い 事例

出典:tasucall.com

飲食店や介護施設に調理用器具や食品を卸売りしている株式会社タスカルは、ネットショップのタスカルを10年前に立ち上げました。

取引先の企業与信が社内基準を満たしていた場合でも、期日までに支払いをしてくれない企業が存在しており未回収リスクを気にしていたとのこと。

未回収リスクを軽減させるためにクロネコ掛け払いを導入したことで、売掛金の未回収リスクが無くなったことに加えて請求書発行などの業務軽減にも繋がり人的コストを削減しました。

3. プリントネット株式会社

クロネコ掛け払い 事例

出典:odahara.jp

写真材料の卸売りを展開し、主にフォトスタジオ等に対して対面営業による訪問販売とネットショップ販売の2つで売り上げを伸ばしています。

展示会での広告効果により、全国のフォトスタジオから引き合いがあったことで営業担当者の負担が増加したことによりネットショップを開設と同時に導入。

主にBtoB取引となっているため、クレジットカードの情報入力に抵抗を感じているユーザーが多かったことで請求書が発行できる決済サービスが必要でした。

カートとの自動連携が可能だったクロネコ掛け払いにより、自動で請求書が発行でき受注から出荷までの一連の業務効率が向上しました。

まとめ

他社と比較して優れているところが、取引先企業の請求書発行業務を全て代行してくれるため事務手続きが無くなり人件費等の経費を削減できることです。

また、100%の売掛保証となっていることで安心して新規営業先の開拓に従事することが可能なります。

注意しなければならない点としては、決済手数料が2%から5%と割高であることや法人企業のみの利用になることです。

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