おてがるPayの評判・口コミ・料金・手数料・導入事例を解説

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おてがるPay

「おてがるPay決済手数料は安いの?」「自分の用途に合っているのか」など疑問を抱く方も少なくありません。

結論からいうと、おてがるPayは中国人観光客向けの決済方法を導入したい方、価格の高い商品やサービスを取り扱っている方におすすめできるモバイル決済サービスです。

一方で、Android端末には対応していないことや、PayPayなどのQRコード決済に対応していないため注意が必要です。

このページでは、ECコンサルタントである筆者が「おてがるPay」の特徴や利用前に知っておきたい注意点をを解説します。

「そもそもおてがるPayを導入すべきか」などおてがるPayで失敗しないためのポイントがわかります。

目次

おてがるPayとは?

おてがるPayは、株式会社JMS(ジェイエムエス)が提供しているモバイル決済サービスです。

大手カード会社「JCB・三菱UFJニコス・UCカード」の3社による共同出資しているため、「豊富な取り扱いブランド」「分割・ボーナス払いに対応」「手厚いサポート体制」など総合的に安心して利用できるサービスであると言えます。

おてがるPayの4つの特徴

1. 豊富な取り扱いブランド

おてがるPayは、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネーに対応しており、取り扱いブランドが豊富です。

主要クレジットカードブランドは問題なく利用できるほか、電子マネー決済では、他の電子マネーが紐付いていて支払い時に自動でチャージされる「ホストペイ型」と、チャージした分のお金だけ使える「プリペイド型」の両方に対応しています。

銀聯カードにも対応している

他のモバイル決済サービスとの違いは、「銀聯カード」に対応していることです。

銀聯カードとは、中国政府の主導のもと設立された中国発祥のブランドです。

決済方法として銀聯カードを利用できることで、日本円や現金を使い慣れていない中国人観光客に対する決済ハードルを下げられます。

2. 分割払いやボーナス払いに対応

おてがるPayは以下の分割払いに対応しています。

  • 分割払い
  • リボ払い
  • ボーナス払い

おてがるPayはカードリーダー端末と一緒にプリンターが付属しており、複数回支払いの証拠となるレシートを発行できるため複数回の支払いに対応できるのです。

他のモバイル決済サービスでは複数回払いに対応しているサービスは少なく、数少ないボーナス払いに対応しているのはおてがるPayの強みであると言えます。

そのため、高級時計や中古車などといった単価が高い商品を取り扱っている店舗の場合、おてがるPayだと一括払いに縛られない支払い方法を選択できるため、有力な決済サービスとなるでしょう。

3. 2つの振り込み回数から選択可能

おてがるPayでは、振り込み回数を2パターンから選択できます

  • 月2回:支払いが1回払いで、各月15日までの売上→当月末日に入金
  • 月6回:支払いが1回払いで、各月5/10/15/20/25までの売上→5日後に入金

個人事業主や小規模で店舗を行っている場合、振り込み回数が多ければキャッシュフローも良くなるという利点があります。

4. 手厚い安心のサポート体制

おてがるPayは、導入企業にとって以下のような手厚いサポートを完備しています。

  • JMS営業社員によるオフラインサポート
  • 専用デスクによるオンラインサポート

端末の設置や初期設定で困った場合はオフラインサポートが利用可能です。

おてがるPayの運営元であるJSMは元々小規模店舗向けのクレジットカード決済会社の大手であり、全国で地道に営業してきた会社であることから、サポートは他の会社よりも手厚く、決済に対するトラブル対処のノウハウもある企業だと言えます。

おてがるPayの利用前に知っておきたい3つの注意点

1. Android端末は対応していない

おてがるPayはAndroid端末では利用できないため、iPhoneやiPadなどのIOS端末が必要となります。

iPhoneやiPadを持っていない場合は、端末代が導入コストとしてプラスされるため注意が必要です。

2. QRコード決済に対応していない

おてがるPayは、QRコード決済に対応していません

そのため、以下のようなQRコード決済は利用できないので注意しましょう。

  • PayPay
  • d払い
  • 楽天ペイ
  • au PAY
  • LINE Pay
  • メルペイ

MMD研究所が行った、2021年スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査によると、45,000人中33%程度がQRコード決済を利用しているというデータがあります。

2021年スマートフォン決済(QRコード)利用者動向調査

出典:mmdlabo.jp

上記のことから、QRコード決済に対応していないことは大きなデメリットであるといえます。

QRコード決済を導入したい場合は、Airペイなど他サービスの利用を検討するのが良いでしょう。

3. 申し込みから導入までに1ヶ月以上の時間がかかる

おてがるPayは、申し込みから導入までに4〜6週間程度かかります

時間がかかるのは決済方法が豊富な分、各カード会社の審査に時間がかかるからです。

他のモバイル決済サービスでは平均1〜2週間程度で導入ができるため、急ぎの方にとってはデメリットであると言えます。

すぐにモバイル決済サービスを導入したい場合は、ブランド数の少ない他サービスを利用するしかありません。

おてがるPayにかかる費用

導入費用・月額費用

おてがるPayの導入費用に関しては、「キャッシュレス消費者還元制度」の対象企業かどうかで変わります。

対象企業 非対象企業
カードリーダー端末 0円 23,100円
プリンター端末 0円 23,100円
月額料金 0円 0円
売上金振込手数料 0円 0円

おてがるPayはキャッシュレス消費者還元制度の対象企業であれば無料で導入が可能です。

※キャッシュレス・ポイント還元事業は、2020年6月30日をもちまして終了しました。

決済手数料

おてがるPayの決済手数料は3.24%〜3.74%です。

決済方法 ブランド 手数料
クレジットカード VISA
Mastercard
3.24%
AMERICAN EXPRESS
DinersClub
銀聯カード
DISCOVER
JCB PREMO
3.74%
電子マネー決済 Apple Pay
Google Pay
QUICPay
iD
3.74%
電子マネー決済(プリペイド型) KiTaCa
Suica
PASMO
toica
manaca
ICOCA
SUGOCA
nimoca
はやかけん
3.24%

上記の通り、VISAやMastercardの決済手数料は3.24%に対して、JCBやアメックスの手数料は3.74%となります。

実際にモバイル決済各社のJCBカードの決済手数料を調査したところ、手数料は全く同じという結果になりました。

モバイル決済サービス JCBカード決済手数料
おてがるPay 3.74%
エアペイ 3.74%
楽天ペイ 3.74%
STORES決済 3.74%

「おてがるPayは決済手数料が業界最安値」という情報をよく見かけますが、実際のところ手数料は全く同じですので差別化ポイントにはなりませんのでご注意ください。

おてがるPayの評判・口コミ

良い評判・口コミ

悪い評判・口コミ

おてがるPayの導入事例

1. ディーズ

「ディーズ」は東京都中野区に位置する花屋です。

ディーズでは、普段バスや電車を利用する年配客から「交通系ICカードによる支払いがしたい」と電子マネー決済を求める声が多く挙がっていたため、おてがるPayの導入したという背景があります。

導入後は、交通系ICカードによる決済を中心に、電子決済の利便性により客数が増加し、売上自体も伸びたようです。

2. ベーカリー ポム

「ベーカリー ポム」は東京都中央区に位置するパン屋です。

もともと他社の電子決済を利用していたものの、エラーやトラブルが起きた際にリカバリーができず困る場面が多々あり、サポート面の強いおてがるPayの導入したという背景があります。

導入後は、JMSのサポート体制のおかげでエラーやトラブルの不安は解消され、常連客からは「おてがるPayのほうが使いやすい」といった声も。

なじみある店の雰囲気が相手を緊張させず、キャッシュレス決済の練習場となっています。

まとめ

おてがるPayの特徴をまとめると以下の通りです。

  • 銀聯カードが使える
  • 分割払いやボーナス払いに対応
  • 手厚いサポート

上記3つのことを魅力に感じる事業者におすすめできるモバイル決済サービスです。

一方で、QRコード決済に対応していないということが大きなデメリットとして挙げられるのでQRコード決済は必ず利用したいと考えている方は他のモバイル決済サービスを利用するのが良いでしょう。

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