手数料に騙されるな!BASEとSTORESを9つのポイントで徹底比較【2021年最新版】

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BASE STORES 比較

BASEとSTORESは「どっちが良いの?」「手数料が安いSTORESで良いの?」と疑問に感じる方も少なくありません。

結論からいうと、STORESの方が手数料は安いですが、BASEと比べて使い勝手や機能面で劣っているためBASEを選ぶのが良いといえます。

手数料の安さだけを見てSTORESを選んでしまうと後悔する可能性が高いため注意が必要です

このページでは、ECコンサルタントである筆者が、BASESTORESを9つのポイントで比較し、あなたに合うのはどちらなのかを徹底解説します。

世の中には様々な比較記事がありますが、当サイトでは明確にどちらがおすすめなのか、その理由と根拠を正しくお伝えしますのでご参考ください。

目次

【結論】機能面と使い勝手で優れている「BASE」を選ぶのが良い

https://twitter.com/TsurumatsuTen/status/1356904999708622850

上記のような声に答えるために、BASEとSTORESを徹底的に比較しました。

結論としては、「BASE(ベイス)」を利用することをおすすめします

大きな理由は以下の3つです。

  1. 独自ドメインの持ち込み・移行ができる
  2. 入金サイクルが早い(10営業日)
  3. BASEショッピングアプリ経由で売上が見込める

STORESでは、独自ドメインの持ち込み・移行ができません。

また、入金までに最長で60日かかることや、BASEショッピングアプリのような特化した集客機能がありません。

さらに、機能面や使い勝手においてBASEによりも劣っていることがわかります。

BASEとSTORESについて、詳しく知りたい方は以下ページをご覧ください。

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BASEとSTORESを9つのポイントで徹底比較

BASEとSTORESは以下の9点で比較することができます。

  1. 料金プラン
  2. 独自ドメイン
  3. 決済方法
  4. 手数料
  5. 入金サイクル
  6. デザインテンプレート
  7. デザインの自由度
  8. 集客機能
  9. 販売方法

これらを考慮して検討することであなたにとってベストなのはどちらかがわかります。

以下でそれぞれを解説していきます。

1. 料金プランを比較

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
初期費用 無料 無料 無料
月額費用 無料 無料 1,980円
商品登録数
ディスク容量
無制限 無制限
常時SSL

BASEもSTORESも料金プランに大きな違いはありません

STORESは、有料プランがあり月額料金が発生しますが決済手数料や使える機能が増えるといった特徴があります。

2. 独自ドメインで比較

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
独自ドメインの利用 ×
独自ドメイン持ち込み・移行 ×

長期的にネットショップを運用し売上を上げるのであれば、独自ドメインでネットショップを運用することが前提となります。

そのため、独自ドメインでネットショップを運用したい方や、すでに独自ドメインでネットショップを運用している方はBASEを選ぶのが良いといえます

STORESは独自ドメインの持ち込み・移行ができない

STORESでは、お名前.comなどで取得した独自ドメインを利用することはできません

利用できるのは、スタンダードプラン契約時に選んだ独自ドメインのみです。

また、STORESから他サービスへ移行する際に、STORESで使っていた独自ドメインを他サービスへ移行することもできません

そのため、別サービスへ移行する場合は独自ドメインを破棄して新しく独自ドメインを取得しなければならないため、ドメインがGoogleに評価されていた場合はSEO的にも大きくマイナスとなります。

ネットショップを始めると移行を検討するケースも多々あるため、その点を踏まえると独自ドメイン周りで柔軟に対応できるBASEの方が優れています

3. 導入できる決済方法で比較

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
クレジットカード決済 VISA
Mastercard
JCB
AMEX
VISA
Mastercard
JCB
AMEX
Diners
その他の決済方法 コンビニ決済
キャリア決済
銀行振込
Paypal
後払い
AmazonPay
コンビニ決済
キャリア決済
銀行振込
Paypal
後払い
楽天ペイ
コンビニ決済
キャリア決済
銀行振込
Paypal
後払い
楽天ペイ
代金引換
AmazonPay(法人のみ)
導入審査
(クレジットカード決済)
なし
(JCB・AMEXのみ要審査)
あり
(10営業日程度)

STORESは、BASEと比べて導入できる決済方法が多く、BASEにはない「代金引換」と「楽天ペイ」が導入できます。

しかし、STORESのAmazonPayは法人限定となるため注意が必要です。

楽天ペイとAmazonPayどちらを優先するかについては、ターゲットとしているユーザーを考慮することをおすすめします。

AmazonPay 楽天ペイ 男女年代別ユーザー数

出典:lab.appa.pe

上記のデータの通り、楽天ペイは30〜50代女性、AmazonPayは男性に利用される傾向があります。

例えば、女性向けのアパレルを取り扱っているのであれば楽天ペイ、キャンプ用品など男性向け商品を取り扱っているのであればAmazonPayといったように導入するのが良いといえます。

BASEはクレジットカード決済の導入審査がない

BASEでは、クレジットカード決済(VISA・Mastercard)の導入に審査がないため、すぐにネットショップを始められます。

一方、STORESでは、クレジットカード決済の導入に審査があり、10営業日程度の日数がかかります。

審査は入力に不備があった場合を除いて1サイト1回のみとなり、落ちてしまった場合は再審査を受けられません。

4. 手数料で比較

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
決済手数料 3.6%+40円 5% 3.6%
サービス利用料
(販売手数料)
3% -

販売後に発生する手数料は、STORESの方が安いです。

そもそも、手数料とは決済手数料とサービス利用料の2つに分けられます。

  • 決済手数料:決済のときに決済代行業者に支払う手数料
  • サービス手数料:商品販売のときにサービス運営元へ支払う手数料

BASEでは、決済手数料と合わせてサービス利用料(販売手数料)がかかるため、実質6.6%の手数料がかかります。

以下は売上に応じて発生するBASEとSTORESの手数料の違いをまとめた表です。

売上 BASE
(6.6%)
STORES
フリープラン
(5%)
スタンダードプラン
(3.6%)
1万円 660円 500円 360円
5万円 3,300円 2,500円 1,800円
10万円 6,600円 5,000円 3,600円
15万円 9,900円 7,500円 5,400円
20万円 13,200円 10,000円 7,200円
30万円 19,800円 15,000円 10,800円
50万円 33,000円 25,000円 18,000円
100万円 66,000円 50,000円 36,000円

※BASEの1注文あたり発生する40円は省略しています。

上記表の通り、売上が大きくなるとその分手数料も大きくなっているのはBASEのデメリットであるといえます。

5. 入金サイクルを比較

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
入金サイクル 振込申請から10営業日
※お急ぎ振込なら翌営業日(手数料1.5%)
月末締め/翌月末払い
※スピードキャッシュなら翌営業日(手数料3.5%)
月末締め/翌月末払い
※スピードキャッシュなら翌営業日(手数料1.5%)
振込手数料+事務手数料 750円(2万円未満)
250円(2万円以上)
550円

売上が入金されるまでのスピードはBASEが早く、振込申請から10営業日で指定口座へ振り込まれます

これは他サービスと比較してもかなり早い方であるといえます。

一方で、STORESは月末締めの翌月末払いとなるため、最長で60日かかります。

例えば、1月1日に商品が売れたとしても、振り込まれるのは2月28日となるため、キャッシュフローは悪くなることが考えられます。

STORESでは、入金サイクルを早める機能として「スピードキャッシュ」がありますが、決済手数料にスピードキャッシュ手数料が上乗せされるため注意が必要です。

6. デザインテンプレートで比較

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
テンプレート数 無料:17種類
有料:100種類以上
無料:48種類
LP向けのテンプレート ×

デザインテンプレートにおいてはBASEの方が種類が多いです。

また、5,000円〜10,000円で購入できる有料テンプレートは今どきのデザインで、見た目的にも優れていると感じました。

BASEのデザインテンプレート

BASE デザインテーマ

STORESのデザインテンプレート

STORES デザインテーマ

7. デザインの自由度で比較

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
HTML・CSS編集
1商品あたりの画像枚数 20枚まで 15枚まで
ロゴ非表示
※500円(ロゴ非表示app)
×

デザインの自由度は、HTML・CSS編集ができるBASEが優れています

HTML・CSS編集ができるため、カートボタンの位置の調整や、サーチコンソールやGTMなどの解析タグの設置などが可能です。

一方、STORESでは主に管理画面で決められた箇所を編集していく仕様です。

そのため、細かいカスタマイズや解析ツールの導入などを行うことはできません。

BASEはロゴの非表示に月額500円かかる

BASEは、デフォルトでBASEのサイトロゴがヘッダーに表示されており、非表示にするには月額500円でインストールできる「ロゴ非表示app」を購入する必要があります。

8. 集客機能で比較

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
アクセス解析 ×
SEO対策 タイトルタグ
メタディスクリプション
メタキーワード
×
SNS販売連携 インスタグラム
note
インスタグラム
note
WEAR
独自の集客 BASEショッピングアプリ -
ブログ ×
メルマガ
クーポン
レビュー

集客機能は、BASEが優れています

BASEでは、簡単なSEO設定やブログを連携させることが可能です。

また、BASEには60万人が利用している「BASEショッピングアプリ」があり、ネットショップへ商品登録すると自動でショッピングアプリにも掲載される仕様となっています。

そのため、商品を登録するだけで自動で集客にも繋がり、売上になる可能性が高まります。

9. 販売方法で比較

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
ダウンロード販売
予約販売
定期販売
海外発送
英語
外貨表記 34カ国の外貨に対応 ×

販売方法については、海外向けに販売する場合はBASEが優れています

BASEでは、英語表記に加えて、34カ国の外貨表記に対応しています。

それ以外の国内向けの販売方法などに大きな違いはありません。

9つのポイントの比較一覧

以下は、上記の9つのポイントをまとめた表です。

BASE STORES
フリープラン スタンダードプラン
初期費用 無料 無料 無料
月額費用 無料 無料 1,980円
商品登録数・ディスク容量 無制限 無制限
常時SSL
独自ドメインの利用 ×
独自ドメイン持ち込み・移行 ×
クレジットカード決済 VISA
Mastercard
JCB
AMEX
VISA
Mastercard
JCB
AMEX
Diners
その他の決済方法 コンビニ決済
キャリア決済
銀行振込
Paypal
後払い
AmazonPay
コンビニ決済
キャリア決済
銀行振込
Paypal
後払い
楽天ペイ
コンビニ決済
キャリア決済
銀行振込
Paypal
後払い
楽天ペイ
代金引換
AmazonPay(法人のみ)
クレジットカード決済導入審査 なし
(JCB・AMEXのみ要審査)
あり
(10営業日程度)
決済手数料 3.6%+40円 5% 3.6%
サービス利用料(販売手数料) 3% -
入金サイクル 振込申請から10営業日
※お急ぎ振込なら翌営業日(手数料1.5%)
月末締め/翌月末払い
※スピードキャッシュなら翌営業日(手数料3.5%)
月末締め/翌月末払い
※スピードキャッシュなら翌営業日(手数料1.5%)
振込手数料+事務手数料 750円(2万円未満)
250円(2万円以上)
550円
テンプレート数 無料:17種類
有料:100種類以上
無料:48種類
LP向けのテンプレート ×
HTML・CSS編集
1商品あたりの画像枚数 20枚まで 15枚まで
ロゴ非表示
※500円(ロゴ非表示app)
×
ダウンロード販売
予約販売
定期販売
海外発送
英語
外貨表記 34カ国の外貨に対応 ×

BASE・STORESでそれぞれメリットデメリットはあるものの、多くの項目でBASEが優位であることがわかると思います。

BASEとSTORESで悩んでいる人によくある疑問

Q1. BASEとSTORESはどちらが売れるの?

BASEの方が売れやすい傾向にあります

なぜなら、60万人が利用しているBASEショッピングアプリに自動で商品が掲載されるからです。

私の経験談ですが、BASEへ商品登録しただけでショッピングアプリ経由で1ヶ月で3件販売がありました。

ただし、取扱商品や価格、集客方法など様々な要因があり売上につながるため、あくまで参考程度にしてください。

Q2. 手数料を重視するならSTORESで良いの?

手数料の安さだけで選ぶと失敗するリスクがあります

独自ドメインは利用するのか、デザインはこだわりたいのか、どんな機能が必要なのかなど様々なことを考えて選ぶべきです。

総合して考えると、ある程度の売上が見込めるのであればSTORESではなく、shopifyの利用をおすすめします。

なぜなら、独自ドメインの利用ができて、決済にかかる手数料が安いことや機能やデザインの拡張性が高いからです。

まとめ

徹底的に比較した結果、STORESよりもBASEの方が機能面・使い勝手の面で優れていることがわかります。

そのため、BASEとSTORESどっちが良いのかと迷われている方は、BASEを利用することをおすすめします。

  1. 独自ドメインの持ち込み・移行ができる
  2. 入金サイクルが早い(10営業日)
  3. BASEショッピングアプリ経由で売上が見込める

このページが、あなたのネットショップサービスを選ぶ上で参考になれば嬉しく思います。

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